企業を共同体化するには?
31226 評価を下す為の認識を求めはじめている
 
柳瀬尚弘 ( 28 神奈川 建築設計 ) 02/05/17 PM11 【印刷用へ
 実感レベルでの収束度合いの変化は感じながらも、お金は依然として万人が共認する最先端価値であり、何をするにも金がかかる現実が目の前にある。

 しかし、一方で市場を牽引させた快美幻想への収束度合いは私権の強制圧力の低下とあいまって決定的に弱まっていると実感する。金への収束度合いの変化の実感もここに通じる。

 もはや、快美幻想に可能性収束すべく、日々繰り出される幻想価値を評価する事に難しさすら感じはじめている。人々が幻想に収束できた内は、その幻想の作り手も買い手も、評価をする事、される事が活力にもなり、その活力は更に市場を拡大する原動力になりえただろう。

今は違う。皆、幻想であることに気付いてしまい始めた。今までどおりの評価のやり取りなど、胡散臭くて活力にならない。それに伴い、市場を牽引する幻想も行き詰まりとともに、今は表層的であれ本物の価値へとシフトせざるを得なくなっている。

 また、岩井さんが31014で市場との共犯関係を述べられていたが、その国家も、まるで幻想が崩れるように、様々な場面でその統合力のなさを日々露呈し始めている。日々の報道などからもその事に否が応にも目が行く。もはや、社会統合は国家にまかせて・・と、のほほんと隷属してもいられない。不安になる。

 市場にしろ、国家にしろそこに幻想を抱きつづけられなくなりつつある今、そんな幻想にではなく、納得のいく現実に正しく評価を下す目を持ちたいという思いが高まりつつあるように思う。

 いまだ最先端価値である金の使い道を人々が思い悩み始めたのは、いざ目を向けると様々な現実に正しく評価を下す為の判断基準をもたないということに暗に気付き始めたということで、まだそれが鮮明に把握できないが為に揺れているということの現れであるようにも感じる。評価を下そうにも下し様がない状態。悶々として、いざ向き合ってみても現実に対応しきれない。

 そんな現状は、認識形成の場の必要性の高まりに通じるものだと感じるし、そのために金を使うことは自然であるようにも思える。
 
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