暴走する悪徳エリートの所業
309757 アメリカ・欧州・日本はISから格安で原油を購入している?
 
洞口海人 15/11/29 PM00 【印刷用へ
数々の嫌がらせにも関わらず、自分たちに従わない中東諸国への最終手段がこれなのか?


《以下引用》リンク

なぜ西側はヤヌコーヴィチよりポロシェンコがかわいいのか? それはなにもポロシェンコがより民主主義的だからでも、彼の一団のほうが収賄に手を染める率が低いからでもなんでもない。それはポロシェンコがウクライナを、西側がロシアに体当たりをかけるための手段に豹変させる覚悟があるからなのだ。

これから米国がどんな利益を得るか? これは明白だ。では日本は? 同じくポロシェンコに支持を示している日本には何の得があるのだろうか? 日本政府はポロシェンコの助けをかりてロシアを弱体化させれば、領土問題でもエネルギー価格の件でもロシアとは話がつけやすくなると期待しているのかもしれない。

エネルギー価格について言えば、その下落は米国がシェールガスや石油に切り替えようとしたことだけが原因で生じたのではない。その試みはあとで不成功におわったのだが。石油価格の下落は「IS(イスラム国)」がシリア、イラクの石油採掘施設のかなりの部分を強奪し、石油を1バレル5〜10ドルとほぼ投売り価格で売りはじめておこった。ISの石油購入国リストにはトルコ以外にEU、米国、日本も入っているという証拠がある。これが本当であれば、米国主導の反IS連合軍が1年もの間ISの掌握した領域を空爆しておきながら、テロ組織の主たる資金源となっている石油採掘インフラを破壊しようともしなかったわけがわかる。これはつまり、EUも米国も日本も、事実上ISに資金を提供していたことに等しい。これによって米国、EU、日本が受け取ってきた利益のは安価な石油にはとどまらない。

20世紀前半、欧米はオーストリア、チェコスロバキアの占領やユダヤ人の虐殺には目を塞ぎ、ナチスドイツを止めようとはしなかった。なぜならナチスドイツを利用し、共産主義のソ連と戦わせようと期待をかけたからだ。そして今、西側はどうやら強力になったISを利用し、自分らにとってのライバルや敵と捉えるロシアと中国と闘わせようと期待していたらしい。だからこそ、ISやその仲間組織のテロリストが中東や北アフリカで一般市民を殺害することには目をつぶってきたのだ。だがそれは失敗した。テロリストらはパリで自分たちの存在を見せ付けた。彼らがそこで殺したのはアラブ人でもロシア人でもない。白人だった。これでやっと西側も事態のおぞましさを完全に意識し始めたかのようだ。

繰り返すが、西側がこの陰惨さを意識するにはパリの大量虐殺を待たねばならなかった。だが安価な石油の購入はやめたわけではない。この互恵的でモラルに反するビジネスをロシアの爆弾や巡航ミサイルが停めることができるのではないかという期待はある。だが、視力を取り戻し、テロへの支援を完全に打ち切るためにどうしてもあれほどの流血のテロを経験せねばならないのだろうか?

《引用以上》
 
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