生命原理・自然の摂理
309030 ヒトの体内には「さまざまな他者の DNA が混合して存在している」
 
紺碧空 ( 33 大阪 社会人 ) 15/11/02 PM00 【印刷用へ
最近の科学の常識ではどうやら、ヒトの体内には「さまざまな他者の DNA が混合して存在している」ということらしい。
つまり、ある個人単体のDNAがあるわけではなく、同類他者をとりこんだ共同体的な遺伝子(群)ということなのだろうか。

以下、ヒトの体内には「さまざまな他者の DNA が混合して存在している」ことが判明。そして改めて思う生命発現のメカニズムのすごさ/In deep
リンクより引用

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
(中略)

ここに、「科学者たちは、個人が複数のゲノムを持つことが非常に一般的であることを発見している」とありますが、私などは、「 DNA は、1人の人間が、その人だけの DNA を体内に持っている」ものだと思っていましたが、どうやら違うようなのです。

ケースによって、ヒトは自分の体内に「複数の(自分のものではない)遺伝子」を持っていることが多々あるようなのです(特に出産経験のある女性では大半が)。

今回ご紹介する記事の中に、以下のような記述があります。

>2012年、カナダの女性の検死解剖で、それらを受けた女性のうちの 63%が自分の神経細胞に Y 染色体を持っていたことが明らかになったケースがある。

これは普通だと変なことなのですが、どこが変なのかといいますと、
(中略)
ヒトの場合、染色体というのは、

・XXなら女性
・XYなら男性

ということになっています。

つまり、「男性」が存在するためには「 Y 染色体が絶対に必要」ですが、逆に、「女性には Y 染色体はない」のです。そういう、女性にあってはならないものが、見つかったということです。

(中略)

というわけで、とりあえず、そのラップラーの記事をご紹介しておきます。なお、記事でおわかりになると思いますが、複数の DNA を持つ人は女性が多いと考えられます。

= = = = = = = = = = = =
リンク

■私たちの DNA についての驚くべきこと

DNA は本当に私たちの最も基本的な生物学的基盤なのだろうか。

あるいは、私たち自身にある DNA は、本当に自分1人だけに固有のもので、私たちはその1種類の DNA だけを体内に持っているのであろうか。

そして、 DNA は、自分たちの子孫へと遺伝的な特性を伝えていく唯一のものなのだろうか。

(中略)

この何十年もの間、科学者たちは、自分自身「以外」の DNA を持っている珍しい例を発見し続けている。

その極めて珍しい例だった、他人の DNA が体内から発見される例は、しかし、ここ数年で、ますます一般的であるということになっている。

研究者たちは、母親が自らの子どもの DNA を体内に残している例を発見し続けている。母親の子宮から運ばれて、そして、母親の体のあらゆる組織から、子どもの DNA が発見されているのだ。(一時的ではなく、永続的に子どもの DNA と同居しているということ)

他人の DNA が混合物するこの種の例は、輸血でも見られる。

2012年、カナダの女性の検死解剖で、それらの女性のうちの 63%が自分の神経細胞に Y 染色体を持っていたことが明らかになったケースがある。

普通、女性は Y 染色体を持たない。

女性は、「 X と X 」染色体により定義され、男性は「 X , Y 」染色体により定義されるため、カナダの女性たちの 63%が Y 染色体を持っていたことは、先ほどの例のように、彼女たちの男の赤ちゃんから来ている可能性もある。

さらに最近、今年 8月に発表された研究では、検死解剖された母親たちすべてから「オスの細胞」が見つかったことが判明した。これらのオス細胞は、心臓や腎臓などの主要な身体器官で見つかった。

科学的な原因は研究途上であり、未知の領域が多いが、この現象は「マイクロキメリズム( microchimerism )」と呼ばれ、生物学における「同一個体内に異なった遺伝情報を持つ細胞が混じっていること」をさすキメラから来ている。

このキメラという用語は、ギリシア神話に登場する、ライオンの頭と山羊の胴体、毒蛇の尻尾を持つ伝説の生物「キマイラ」に由来する。

これらの「侵入者 DNA 」たちが、私たちのゲノムにどの程度影響があるものなのかは、まだわかっていない。もしあった場合、それらは DNA ベースの治療に影響を与える可能性があるかもしれない。

DNA ベースの治療は、私たちのゲノムを再起動させている場合にのみ治癒させられることのできる疾患のために開発されている。

さらに、DNA の中で、注目すべきことが最近発見された。

長い DNA 分子を折り畳んで核内に収納する役割をもつ「ヒストン」と呼ばれるタンパク質があるが、最近の研究で、このヒストンもまた、 DNA 同様に、その遺伝的性質を子孫に受け渡している可能性があることがわかったのだ。

これは、DNA 自体が行うのではなく、ヒストンがおこなう。

そして、さらに興味深いことが、このヒストンが「精子のパッケージ」の一部分であるということだ。これが意味することは、私たちはヒストンの形質を父親から受け取っていることを意味する。

これを明らかにした研究では、ヒストンは「環境によって変化しない」ということを初めて明らかにした。

これは、ヒストンの持つ気質が、あなたの父親の系譜の中で成形されるものだということを意味する。父親や祖父の気質、性質、習慣があなたに渡り継がれるということになるのかもしれない。

これら様々な最近の発見は、DNA が定義された時代に生きている私たちにとっては大きな飛躍だと思われる。

DNA は単に「同一の遺伝子」でもなく、単なる「生物学的な荷物の受け渡し」をしているだけの機械的な存在でもないのだ。

以上、引用終わり
 
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