日本人と縄文体質
308725 縄文時代を骨相学から語る(3)〜外耳道骨腫が多発した縄文人
 
田野健 HP ( 55 兵庫 設計業 ) 15/10/22 PM05 【印刷用へ
>なぜ縄文人の骨格はかくもユニークなのか。たしかなことは「氏」の問題ではない。「育ち」の問題なのだ。なにも特別な系譜に連なることではなく、彼らの独特な生活活動と生活基盤、つまりは生活の総体にこそ理由がある。308715

この理由につながる話を紹介しておきたい。

【縄文人のユニークな特徴】
縄文人の身体パーツについてユニークさを物語る特徴を挙げるに、外耳道骨腫という現象がある。これは耳の穴の回りにある鼓室板の一部が瘤のように膨らむ現象である。「骨腫」とは書くが病気の類ではない。良性の骨変化、骨の膨らみである。現代人でもサーフィンやダイビングを盛んにする若者に多発する事がしられている。サーファー耳とも言われている。
素潜りをする海女さんにも高頻度で出現することが報告されている。
耳に水がたまり、それが蒸発、外耳道が冷却刺激を受けて鼓室板が完成する青年期に生じるのである。

そんなものが縄文人の間で高い頻度でできていた。もちろん地域ごとにあるいは遺跡の立地で異なるが、男性骨で20%、女性骨で12%ほど、全体で17%の出現率を示した。これは驚くほどに高い値である。
ニュージーランドのポリネシア人でマリ族やペルー沿岸部の人たちで世界一高い頻度で認められると報告されているが、おおむね縄文人骨でのものと同じレベルである。

縄文人がかくも外耳道骨腫が多発していたことは、縄文人が漁撈などの水界での生活活動に励んでいたことを、なによりも雄弁に物語る。おそらくは素潜り漁、海藻類などの採集、波かぶりの小船での釣り漁などが盛んだったのだろう。
 
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308940 縄文時代を骨相学から語る(4)〜弥生人の実態 田野健 15/10/30 AM00

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