農村を活性化させる為には?
30778 市場下では、常に農業生産は敗北する。
 
松本幸二 ( 49 京都 経営管理 ) 02/05/13 PM10 【印刷用へ
>この幻想共認(幻想への可能性収束)によって作り出された、市場商品の価格と一般農産物の価格との価格格差こそ、市場拡大のテコとも原動力ともなった市場の秘密の仕組みである。(異国の食品や、無農薬の食品は、幻想共認の形成が可能であり、だからこそ一定の市場化も可能なのである。) (四方さん)

現在、環境・農業の会議室でも議論に関らせて頂いています。この会議室でも、以前農業の家庭経済の厳しさ(=都市と比べて貧しい)、将来展望の無さ等の議論が有りました。ご指摘の認識からすれば、農業の貧しさは市場経済下に措いて必然的結果なんですね。
確かに、家電製品や衣料品等、更には自動車等の高級消費財等の幻想性と比べても、農産物には「食する現実」は有るけれども幻想性など殆ど有りません。有機農産物にしても「安全性」とか「健康」等の幻想価値が少々有るにしても、日常的には即効性に乏しくその価値は無いに等しいし、それ以上に快美欠乏など生じる対象ではまったく無い。そしてこの幻想社会では、本物価値(人類の為に成るモノ=安全や健康等)が有れば有る程、市場では価値を認めてもらえず敗北してしまいます。

農業生産は、「市場社会に馴染まない」と漠然と思っておりましたが論理的に整合した思いです。市場の中では、幻想共認収束(何かする為に家電製品等でヒマを作る、そのヒマ無駄に過させるモノ等)を根底に置いている。が、農業は、気候・大地を対象化して生産しているので有って、あくまでも現実直視し実体の有るモノを生産している。この違いにより幻想を売る市場社会では、常に農業生産品は最底辺に成らざるを得なかったと思います。

又、四方さんの共生(取引)適応の発生基盤の違いとして、「贈与」は共認原理「交換」は私権原理であって明確に区分しなければならない。と、ご指摘されており納得がいきました。私権観念が崩壊し市場システムが衰弱している現状に取って代わって、農産物のお裾分けの認識を土台した信認関係の産直流通は共認を基盤にしているからこそ可能性が有る事だと再認識いたしました。
市場と農業生産の関係が明確になった今、積極的に市場を離脱して信認できる需要者との関係に早く乗り換えた方が可能性が開けると思います。
 
  List
  この記事は 30709 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_30778
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp