否定脳(旧観念)からの脱却
307101 勉強への興味を失いかけた中学生 ⇒突破口は(強制でなく)自考を促す言葉
 
匿名希望 ( 40代男 教育 ) 15/08/23 PM01 【印刷用へ
現在、学習塾で中学生の授業を担当しています。その中でも“中学1年生”には、(2年生や3年生に比べて)勉強への素直な興味を持っている生徒が沢山います。ところが、その中学1年生の中に、いわゆる「優秀生」であっても、勉強への興味を失いかけている生徒が少なからず存在しているのです。

そんな生徒の多くが、小学生の時に「中学受験」を経験しています。つまり、受験のために、小学校で猛勉強した経験があり、その貯金(知識量)のおかげで中学1年生のうちはまだ成績上位にいるのです。ところが彼らは、小学校時代の「詰め込み」期間に、「勉強はつまらないもの」という固定観念(いわば諦観)を植えつけられており、その結果、次第にやる気を失い、成績も下降していきます。

そのような生徒の保護者と話してみると、わが子が家であまり勉強しないことに不満を抱いておられます。勉強への関心を失った子どもは、自宅にいればついゲームやスマホに手を出してしまうので、それを見た保護者が「勉強しなさい」と子どもについ口を出し、子どもはますます(嫌々勉強させられて)勉強への興味とやる気を失っているのです。

この呪縛を解く鍵は、どこにあるのでしょうか?

>実は、1970年に豊かさが実現されて以降、私権圧力はどんどん低下してきている。今や、自然志向や健康志向や節約志向が(つまりは脱市場・脱私権の潮流が)最先端の潮流となり、私権圧力はとことん衰弱してしまっている。つまり、すでに「がんばる」と言っても何の為に頑張っているのか訳が分からなくなっているのが現状である。
ならば、そんなものは捨てれば良い。ここまで私権圧力が衰弱してしまったのなら、もはや諦めと妥協の私権観念など無用の長物である。私権観念を捨てれば、人類本来の本源主体が姿を現す。その本源主体に立脚して、秩序崩壊の危機に瀕しているこの社会を対象化すれば、誰の心にも『社会を守る』⇒その為には『世界を掴む』という志が芽生えてくる。
(『追求のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2) 』294733

まずは、「がんばれ」→「がんばる」という諦めと妥協の私権観念を、親も子も、その弊害を認識して捨て去ることです。その上で、大人達が、子どものやる気を生起させるための(「がんばれ」に代わる)言葉を投げ掛けることです。それは、まず@「本当はどう思う?(どうしたい?)」等と相手の心=潜在思念を開く言葉であり、そしてA「なんで?」→「どうする?」等と物事の背景や意味を問い、相手を実践⇒自考に向かわせるための言葉です。

例えば私達の塾では、授業の前後に、生徒達の日常生活(特に部活など勉強以外に取り組んでいること)をヒアリングしています。授業中には、単に知識を伝えるのでなく、「何のために学ぶのか?」「それを学ぶことで、どんな意味があるのか?」「社会とのつながりは、どうなっているのか?」などと問いかけます。すると、生徒達の目が輝き出し、多くの子が熱心にメモを取り始めます。「本当に学びたかったのは、こういうこと!」と子ども達が目と行動で伝えてくれるのです。

諦めと妥協の私権観念(がんばる)に代わる、このような相手のやる気を引き出す言葉を、もっともっと発掘していきたいと思います。
 
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