地震・噴火・気象
306377 東・南海地震と地殻大変動1 マグマの上昇とその通り道
 
岡田淳三郎 ( 70代 大阪 経営 ) 15/07/27 PM08 【印刷用へ
@地球の内部構造

1.陸上地殻は地上火山から噴出されたマグマが固まった、軟らかい花崗岩を主とする地殻で、厚さは15km前後(5km〜25km)。

2.その下には、海底火山から噴出されたマグマが海水で冷やされてできた玄武岩(花崗岩より硬い)等の岩盤層が潜り込んでいる。厚さは10km前後。

※陸上地殻とその下の海底地殻の接続面、海底地殻とその下の固いかんらん岩層の接続面は切断されており、従って陸上地殻と海底地殻は地球の膨張・収縮に応じて移動する。

3.そこから地下100kmまでは、41億年前に太陽系の小惑星が集中的に激突して形成されたマグマオーシャンが冷えて固まった、かんらん石等の硬い岩盤層(リソスフェアと呼ばれている)。

4.そこから地下200kmまでは、少し軟らかい固体岩盤層(アセノスフェアと呼ばれているが、上記のマグマオーシャンが形成される前の、始原地球の表面地殻だと考えられる)

5.そこから地下2900kmまでは、始原地球のマグマオーシャンが冷えて固まった高圧・高温の固体岩盤層(メソスフェアと呼ばれている)

※メソスフェア・アセノスフェア・リソスフェア(かんらん岩層)までの夫々の接続面は連続しており(=繋がっており)、かつ、超高圧で極めて硬いので互いに不動で移動はしない。

6.そこから地下5100kmまでは、鉄等の金属が溶けた外核。内核の高次エネルギーが、エネルギー次元を落として、熱エネルギーに劣化して形成されたものと考えられる。

7.そこから地球の中心(6400km)までは内核で固体。定説では、内核は鉄等で超高温ということになっているが、外核が液体であることとの論理整合性が取れておらず、むしろ、太陽から何らかの高次エネルギーが補給されており、高次エネルギーは超低温であるという説(佐野説)の方が、整合性が高い。


A地球の自転とマグマの上昇

地球は自転して遠心力を生み出しているが、左右の重さに偏りができると、自転の慣性力によって(おそらくは内核の高次エネルギーからの電磁波)地下3000kmの外核からマグマ(主に溶けた鉄)が噴出し、バランスを維持しようとする。噴出したマグマは岩盤を溶かしながら地表へと上昇してゆく。

例えば、超大陸が形成されるとその部分が重くなるので、概ねその対極付近の外核からマグマが噴出し、巨大なマグマの上昇流が生み出される。あるいは、地軸が動いた場合も左右の重さのバランスが変わるので、新たなマグマの上昇流が生み出される。その様に、マグマの噴出口は移動する。これまでのところ、マグマの噴出口は、概ね2億年ぐらいの周期で移動してきた。

外核から地表に向かってマグマが上昇してゆく噴出口とその通り道は、大きく二つの条件に規定される。一つは、遠心力が最大となる赤道付近であること、もう一つは接する岩盤が溶け易い岩盤であること。とりわけ後者の要因が大きいので、マグマの上昇流とその通り道は、直線状ではなく大きく蛇行した形となり、地表に姿を現した時には、地球を1/4周するくらい離れている場合もある。


B現在のマグマの上昇流とその通り道

ユーラシア大陸・オーストラリア大陸の右端と南・北アメリカ大陸左端の中央に位置する太平洋の中心(ハワイからタヒチ辺り)の地下3000kmには巨大なマグマの溜まり場があり、そこから上昇したマグマが地下700kmぐらいの所(数カ所)に大きな溜まり場を作り、そこから更に分岐・上昇して地下100km〜0kmの所に沢山のマグマの通り道と溜まり場を形成しており、それは太平洋周辺だけではなく中国内陸部やインド洋にまで伸びている。

又、ユーラシア大陸・アフリカ大陸の左端と南・北アメリカ大陸右端の中央に位置する大西洋の地下3000kmと700kmにも数カ所の巨大なマグマの溜まり場があり、そこから分岐・上昇したマグマの通り道と溜まり場は地中海や紅海やアフリカ大陸右端の大地溝帯にまで伸びている。
 
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