素人による創造
30578 認識を「知っていること」と「使えること」との間にあるもの
 
鈴木隆史 ( 30代 大阪 造園設計 ) 02/05/10 PM11 【印刷用へ

>置かれた環境を貫く闘争圧力が、(個体を構成する各機能であれ、あるいは集団を構成する各個体であれ)最末端まで貫通した圧力として働いているからこそ、その圧力に適応する最先端機能へと(各機能や各個体が)収束し、全体が統合されるのであって、この圧力がなければ、最先端機能も統合機能として働かない。また、最末端まで貫通した圧力の存在を捨象して、統合機能の真の姿が見える訳もない。 <(29835 四方氏)

認識を「知っていること」と「使えること」との差は奈辺にあるのでしょう。

例えば、観念機能によって得られた構造認識が、日常生活や仕事の場面で使われる観念群を「統合できている」ということは即、それらひとつひとつの観念に対する整合性の判断が的を得たものになっているということでしょう。

また、本能や共認といった下部意識の最末端まで認識によって統合されているなら、価値判断するにあたって大きな誤りを犯すことはないと思われます。(冨田氏の投稿 21621 を参照してください)

そうでない状態とは、生物として不適応な状態です。ところで、構造認識の雛型たる「実現論」を、サイト参加者の多くは読んでいる(と思われる)わけで、にも関わらず、スッキリした投稿もあればそうでないのもあるのは何故か。(自分の投稿は一旦棚上げします)

「認識を読んで知っている」ことと、「認識を使って現実を切り開いていく」ことの、とてつもなく大きく見えるその差は一体どこにあるのか。と、ここまで考えてはじめて、適応機能の意味が理解できるような気がします。

つまり、認識を「知っている」状態とは、観念が適応機能として働く前段階に過ぎない。そして「知っている」という状態に留まっている限り現実に使えないし、そんなものは圧力に対する適応機能とはとても云えない。(圧力構造の議論については置きます)

構造認識が観念群を統合でき、共認や本能を統合できてはじめて、観念機能は適応機能と呼べる。現代人がなかなかそうなれないとしたら、DNA進化に代わる人類の進化原理(共認・観念進化)を自ら喪いつつあるといえるでしょう。

「認識による統合」とは何か。このサイトに居るとよく思うのですが、それは静的なものでなく、想像以上に動的(ダイナミック)なプロセスのようです。


 
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