>生物は絶対的な生存圧力に対しても、それを活力源として生きてはゆく。しかし、武力社会では私権闘争の圧力を活力の源泉としながら、生涯固定の身分制度によって、私権の拡大の可能性は閉ざされている。(30554 四方さん)
なるほど、考えてみれば、武力拡大を旨としながらも、武力支配を存続させるために身分制度を作ったのは良いが、逆に、その身分制度によって、拡大は、拡大で無くなるという事と理解しました。
また、生物の進化すなわち、適応態としての生物には、生涯固定という、いわゆる適応を前提とした足かせのような制度は、一般的にはありえませんものね。それが、自らが、作り出した制度であるから、矛盾と限界が出るのは、当たり前なのでしょう。言い返れば、すでにこの時点で、人類の進化過程は、後退していると言わざるを得ないと思います。
ただ、国家という形態が、思想や制度や法律によって大なり小なりこの武力支配からの延長線上にあるのでは無いか?とすれば、国家が存続している限りは、新しい社会統合機構の形成は、できるのか?とまた最初に戻ってしまいます。もう少し考えてみたいと思います。 |
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