国家の支配構造と私権原理
304176 株を買いまくった日銀はユニクロの筆頭株主になった。
 
匿名希望 15/05/20 PM09 【印刷用へ
日銀がカネを刷りまくった結果、日本の市場経済に異変が起きている。

株価が上がって設備投資が増え物価が上がり借金が目減りするはずが、そのような期待していた事態は起きていない。唯一、成果のように見えるのが株高である。無能な民主党政権で8000円台をウロウロしていた株価は、2万円を超えるようになった。

しかし、その株高さえおかしくなっている。日銀がファーストリテイリングの株を買いまくり、5%を保有する大株主になってしまった、というニュースである。

株は、経営を見張り、会社の成長の原資を調達するためのものであるが、日銀の金融緩和策はもっぱら株価に向けられており、より効果の高い市場からの株式会入れがこうした歪んだ形を産んだといえよう。

また、ETF(上場投資信託)買い入れの際には、運用会社に手数料が入ってくることにも注目すべきである。将来的に我々の借金となるカネが、投資運用会社のフトコロにじゃぶじゃぶとつぎ込まれているのである。

以下、ロイターの記事をに引用します。
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焦点:ETF増額に期待、日銀がユニクロ「大株主化」の副作用も
2015年 05月 1日 11:13

日銀による追加緩和の手段として、可能性が高いツールは何か──。多くの市場関係者が予想しているのが、ETF(上場投資信託)の買い入れ枠拡大だ。機関投資家の新規参入を促すプラス効果があるものの、リスク資産の増大は「出口戦略」を難しくする。

さらに、ファーストリテイリング(9983.T: 株価, ニュース, レポート)など間接的に個別株の5%を超えて保有するケースがあり、副作用を懸念する見方も広がりつつある。

(中略)

<日銀がファーストリテの実質大株主に>

ただ、市場の一部からは日銀によるETF買い入れに対し「個別銘柄への影響を考えると倫理上、問題が生じる」(大手投信)と懸念する声も出始めている。

日銀が公表しているETF購入合計額(簿価ベース、4月30日時点)は、4兆8618億円。時価総額で案分すると、日経平均連動型ETF5銘柄の合計で約2兆6400億円、TOPIX連動型ETF4銘柄の合計で約2兆1700億円の残高となる計算だ。

日経平均の構成比率9.6%、TOPIXで同0.4%となっているファーストリテイリング(9983.T: 株価, ニュース, レポート)で算出すると、日銀の保有分は合わせて約2620億円。時価総額5.0兆円の同社にとって、約5.2%にあたり、大量保有報告書の提出が義務付けられている5%ルールに抵触する。時価ベースに換算すれば「約7─8%程度を占める」(国内証券)との試算もある。

ファーストリテ株の直接の保有者はETF運用会社であり、日銀はあくまで間接的に保有しているに過ぎない。だが、個別株における日銀の保有分が膨らむことにより「市場に出回る浮動株が減少し、ヘッジファンドなど短期筋によるファーストリテ株を通じた相場コントロールがしやすくなる」(松井証券シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏)と警戒する声が出ている。

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