否定脳(旧観念)からの脱却
3034 権利と資格
 
岩井裕介 ( 29 山口 再開発プランナー ) 01/04/10 AM03 【印刷用へ
子供に対して 「あなたさえいなければ、私だって」
というような言葉を吐くことを何とも思わない母親は、鬼畜以下のそしりを受けて当然であろう。 更にこの言訳をするならば、その母親はもはや狂っているとしか思えない。
正当化できる理由などどこにもない。

そのような者が、産む・産まないを個人の自由選択に、などと言うのは笑止である。そのような者は、それ以前に産む「資格」がない、育てる「資格」もない。したがって選択の権利など有するべきでない。


しかし、もっと深く考えてみると、この問題は、先のような愚痴を口に出すか出さないかといった単純な問題ではない。
むしろ、口に出そうが、出すまいが、母親がそのような心理状況にあることは、子供には全て分かっている、と考えるべきだ。子供だからといって、口に出さなければ分からないというのは大きな間違いで、全てお見通し、全て感じ取っているはずだ。
ちなみに、母親のそのような心理状況とは、母親自身の利益・目的が優先され、それが実現されない不満で一杯である状態であろう。

このような中で、まともな子が育つはずがない。母親との親和関係はその後の人生に決定的な影響を及ぼす。つまり、愚痴を口に出そうが、出すまいが、不幸にもこのような自分のことしか頭にない親に育てられると、少なからず精神的な欠陥をはらんでしまうということだ。これは間違いない。

そして、さらに重大な問題は、このような親は決して一部の例外ではなく、現在多くの親が、同じ状態に置かれていることだ。端的にいえば、子育てに意義や目的を見出せない、犠牲を払うに足る納得する理由が見つからないということだ。

子供を産む・産まないの権利や、それに関する義務について色々言われてはいるが、そんな小手先の方法をいくら重ねても、上記の問題は解決されないだろう。
 
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