否定脳(旧観念)からの脱却
303327 多くの人が無意識に「民主主義」を捨てたがっている⇒民主主義に対するニヒリズム
 
近藤陽平 ( 24 兵庫 会社員 ) 15/04/23 PM10 【印刷用へ
ニヒリズム
1.何も信じられない事態に絶望し、疲れきったため、その時々の状況に身を任せ、流れるように生きるという態度(弱さのニヒリズム、消極的・受動的ニヒリズム)。
2.すべてが無価値・偽り・仮象ということを前向きに考える生き方。つまり、自ら積極的に「仮象」を生み出し、一瞬一瞬を一所懸命生きるという態度(強さのニヒリズム、積極的・能動的ニヒリズム)。
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「所詮、世の中で一番大事なのは金だよ」と言う者も、「一番、大事なのが人間の生命なのです!!」などと熱く語る人も多くいる。一見、前者は非人間的な冷たい印象を抱き、逆に後者は心暖かいヒューマニストであるかのように思えますが、たとえ当人は意識していなくとも、根底にあるのはどちらもあらゆる価値を無に帰そうと企てる絶望的なニヒリズム。リンク


このように、世界的にも見ても様々な便利さを獲得している日本の人々は、誰しもが少しは考えるであろう意見・主義に腰を据えることで楽さを得ようとするばかりに、現状よりも悪しき方向へと向いかねない。今動かなければならない。考えなければならない。という瞬間を、無意識に逃していないだろうか。



引用は、「日本型選挙」を題材に、映画によって示した想田監督のインタビューです。
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「悪い政治家は、選挙に行かない人によって選ばれている」。
多くの人が選挙の投票に行かないことが、政治に悪影響を与えているというのだ。

『選挙2』という映画は、世界的に評価の高いドキュメンタリーを発表しつづけている想田和弘監督の最新作。前作『選挙』に続き、日本型選挙の断面を鮮やかに切り取ってみせた想田監督に、選挙で「投票」に行く意味について聞いた。【取材・構成:亀松太郎】


Q、最近は選挙のたびに、投票率が低いことが問題となり、特に若い世代はもっと投票に行くべきだという意見をよく耳にします。一方で、投票に行くも行かないも本人の自由だという意見もありますが、想田さんは「投票」についてどう考えていますか?

想田:「選挙で世の中は変わらないよ、政治は変わらないよ」ということを言った瞬間に、それはもう、「民主主義はいらない」と言っているようなものだと思います。民主主義のシステムを支えているのは選挙なので、そこでニヒリズムに陥ったら、それは民主主義に対するニヒリズムですよね。 ただ、僕はいま、かなり多くの人が、無意識に民主主義を捨てたがっているんじゃないかという気がしています。


Q、それは、どういうことですか?

想田:民主主義って、しんどいんですよ。すごく、しんどいんです。だって、民主主義というのは「主権は人民にある」「主権は一人一人の個人にある」というわけですよね。つまり、一人一人の投票によって代表が選ばれて、その代表が決めていくということじゃないですか。


Q、そういう人に対して、想田さんはどう声をかけるんですか?

想田:まず、そうなっているということを意識化してほしいということですね。たぶん「無意識」なので。「選挙に行きたくないよ」「めんどうだよ」というのは選挙だけのことだと、みんな考えていて、それが「民主主義をやめてもいい」ということとつながっているわけではないと思うんですよね。

でも、「投票に行かない」というのは、究極的にはそういう行為なんです。それを認識したうえで選択するというのなら、まだわかるんですが、たぶんほとんどの人はそう認識していない気がします。だから、「よく考えると、こういうことじゃないですか」ということは言い続けたい。

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