西洋医療と東洋医療
302469 生野菜食主義がダメな5つの理由 1/2
 
斎藤幸雄 HP ( 51 愛知 建築設計 ) 15/03/27 PM05 【印刷用へ
『生野菜食主義がダメな5つの理由』を紹介します。
「サラダ等の“生のまま”食べる野菜食が健康に良くない理由」と同時に、「“加熱”を基本とする日本の伝統的な野菜食が優れている理由」もよく分ります。

ちなみに、
・日本人が古代から食べ続けきた野菜は、
蕪、大根、牛蒡、里芋、生姜、蓮根、山椒、芹、茗荷、蓼、葱、韮、胡瓜、茄子など。(参考:「野菜の歴史」リンク

どれも加熱調理するもの(生では食べないもの)ばかり。
加熱してもセルロースを“分解”することは出来ませんが、“部分的に破壊”することはできます。それをドロドロになるまで“よく噛む”ことで、初めて野菜の栄養の一部を摂取することが出来るのです。伝統的な野菜食は、先人の知恵の結晶です。

・一方、ほうれん草や小松菜といった青野菜が日本に入ってきたのは近世以降。さらに、野菜を生で食べる「サラダ」が一般家庭に普及したのは1970年代以降でまだ50年も経ていません。貧困から脱し、多くの家庭で食べる心配をする必要がなくなってから登場した、いわば贅沢品・嗜好品的な食べ方です。

「生野菜食主義がダメな5つの理由」リンクより転載
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■生野菜主義とは?

生野菜主義の食事は、野菜ベースの食事で、食材を40℃以上に加熱しません。 生のままの食品か、低温で水分を抜いた食品、あるいは発酵させた食品(つまり漬物ですね)のみを食べます。

この「40℃以上に加熱しない」というポリシーの背景には、加熱によって栄養分が損なわれるだけでなく、食品が毒性を持ち、消化し難くなるという考えがあります。 生野菜主義では、調理を「殺すこと」とみなし、加熱していない食品のことを「生きた食品」と言ったり、逆に加熱された食品のことを「死んだ食品」と言ったりします。

そして生野菜主義者たちによると、未調理の生の食品は生命力に満ち溢れているが、加熱調理した食品ではその生命力も栄養分も失われてしまいます。 生野菜主義の思想の背景には、「気」や「プラーナ(インド文化における「気」のようなもの)」といった概念があるようです。

ミキサーや搾り器で作った野菜汁を混ぜた「緑色スムージー(日本でいえば青汁か)」が、生野菜主義における基本的な食事です。

■生野菜主義における迷信

【迷信@】 「調理により栄養分が破壊される」
生の食品にも栄養はありますが、栄養分の中には、調理によって繊維や細胞壁が分解されることによって放出されて初めて、ヒトが吸収できるようになるものがあります。 例えば、トマトのリコピンにしても、調理することで、ヒトが利用できるリコピンの量が5倍に増えます。 人参のベータカロチンにしても同様です。

さらに、野菜にはミネラルの吸収を阻害する化学物質が含まれていますが、調理により、そのような化学物質も減らせます。 例えば、ホウレン草から得られる鉄分とカルシウムの量も、調理によって増加するのです。

その一方で、調理によって失われる栄養分も確かに存在します。 ビタミンC とビタミンB がその筆頭です。 しかし、野菜にはこれらの栄養分は大量に含まれているので、調理によって分解されてしまっても差し支えありません。

栄養学の専門家によれば、調理した食品と生の食品の両方を食べるのが理想なのだそうです。

【迷信A】 「調理により酵素が破壊される」
調理により酵素が破壊されるというのはその通りですが、酵素が破壊されても問題ありません。 人の体内では、食品の大きな分子を小さな分子に分解するための消化酵素が作られています。 調理済みの食べ物を私たちが順当に消化できているのが何よりの証拠です。

さらに、生野菜の酵素の大部分はどのみち、ヒトの消化管が分泌する酸で破壊されてしまいます。 生野菜の酵素のうち小腸にまでたどり着くのは極一部です。 ザワークラウト(キャベツの漬物)などの発酵食品に含まれる酵素は腸までたどり着いて消化を助けますが、その効果は限定的です。

生野菜に含まれる酵素が大切であるとする説は、1920〜30年代の研究に基づいて 1940年代に提唱され始めました。 その当時は未だ、栄養分の大部分が小腸で吸収されていること、そして小腸での栄養吸収の大部分が体内で生産された胆汁および膵臓の酵素に依存していることが知られていませんでした。

人体に存在する酵素が有限であるというのも、この時代に言われ始めた迷信です。 実際には酵素は、体内で無限に作り出されます。

 ====================================================つづく
 
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