宇宙・地球
302071 日本の生活圏の27%が「徹底的な放射能監視地域」に(カレイドスコープ)
 
猪 飼野 ( 50歳代 東京 営業 ) 15/03/14 PM08 【印刷用へ
衝撃的な記事です。日本国内の多くが放射能汚染で、要注意と成ります。

ノルウェーの研究チームが、自力の調査と解析で、東電や日本政府が安全であると言う主張とは違い、関東は高い放射能汚染で、日本中がそこそこ汚染されている汚染地図を発表している。

■日本の生活圏の27%が「徹底的な放射能監視地域」に(カレイドスコープ)リンク
で汚染地図を見てください。

関東も東北地方も汚染が酷い!
太平洋も酷くて、海流があるのでしょうが、太平洋の魚は実際は無理なのかもしれません。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◎この記事の重要な部分は、2012年12月14日に公表された欧州連合による調査

<中略>

■EUの報告書を詳しく見てみましょう。
このEUの報告書の元になったレポートは、これです。

これについて、Narureの2011年10月25日付けの記事が載っています。
この記事の日本語訳が以下です。ここから重要部分を抜粋します。

ノルウェーの研究チームにより、新たに福島第一原発事故で大気中に放出された放射性物質の総量が計算され、政府が6月に発表した推定放出量よりもずっと多いという報告があった。
 
世界各地で観測された放射能データを組み合わせて大気中の放射性物質の量とその流れを推定した結果、福島第一原子力発電所の事故では、政府の推定よりもはるかに大量の放射性物質が放出されていたという研究が、spheric Chemistry and Physics に発表された。

さらに、日本政府の主張とは裏腹に、4号機の使用済み核燃料プールから大量のセシウム137が放出さ れていたとも報告しており、もっと迅速に対応していれば、これほど大量の放射性物質が放出されずにすんだかもしれないと述べている。

原発事故による放射性物質の放出過程の再現は、日本国内をはじめ世界各地にある数十か所の放射性核種モニタリングステーションで観測されたデータに基づいて行われた。

その多くは、包括的核実験禁止条約機構(オーストリア:ウィーン)が核実験の監視のために運用している世界規模での観測ネットワークに属する。
このデータに、カナダ、日本、ヨーロッパの独立観測ステーションのデータも付け加え、これらをヨーロッパと米国が保管している広域気象データと組み合わせた。

ノルウェーの研究チームは、自分たちの推定値が政府の発表と食い違いっているのは、今回の調査ではより多くのデータを使用したことが原因の1つであるという。

政府の推定の基礎となったデータは、主として日本国内のモニタリングポストによるものであり、 風に乗って太平洋を越え、北米やヨーロッパに到達した膨大な量の放射性物質は考慮されていないのだ。

神戸大学の放射線物理学者で、福島周辺の土壌汚染を測定している山内知也は、「事故の本当の規模と特徴を明らかにするためには、太平洋上に出ていった放射性物質も検討する必要があります」 と言う。

…………しかし、政府は、使用済み核燃料プール自体に大きな損傷はなく、使用済み核燃料が重大な汚染源になったとは考えられないと主張している。

政府による公式推定値の算出にかかわった日本原子力研究開発機構(茨城県東海村)の茅野政道(ちのまさみち)は、「4号機から放出された放射性物質は多くはなかったと思います」と言う。

だが、スウェーデン防衛研究所(ストックホルム)の大気モデル作成の専門家 Lars-Erik De Geerは、核燃料プールの関与を含めた今回の新しい分析は、「説得力があるように見えます」と語る。(De Geerは、このEUの調査には加わっていません)

さらに今回の分析は、もう1つ新たなデータを提示している。

地震の直後、津波が福島第一原発に襲いかかる前から、キセノン133が漏れ始めていたというのだ。つまり、原発は、津波が襲来する前から、地震によって損傷していたことになる。

ノルウェーの研究チームが使用したプログラムは、非常に精度が高く、世界的に見ても高評価を与えられているソフトです。
信頼していいのではないでしょうか。

今回の研究チームを率いたのは、ノルウェー大気研究所(シェラー)の大気科学者、Andreas Stohlです。

このEUの報告書を作成するに際して、チーム内で議論されたことを記した討議論文があります。
(英文レポートです:リンク

ここには、政府による公式推定値の算出にかかわった日本原子力研究開発機構(茨城県東海村)の茅野政道(ちのまさみち)の主張に対して、このように書かれてあります。

われわれの研究チームは、ヨウ素131が150ペタベクレル(=15万テラベクレル)以上、放出された可能性についてテストを行うため、茅野政道他によって出された放出算定の不確実性に基づいて、その5倍以上高い放出を適用して感受性テストを行った。

東京の大都市圏を含む4300万人が住んでいる56000キロ平方メートルの地域は、1平方メートル当たり4キロベクレル以上、汚染されているだろう。

このヨウ素131の大放出があったというのは推論的ではあるが、(茅野らの出した)150ペタベクレル(=15万テラベクレル)という過小評価よりは、もっと現実的だろう。

EUの研究チームの内輪の議論では、「56000キロ平方メートルの地域が、1平方メートル当たり4キロベクレル以上汚染されている」と言っていたわけです。

しかし、EUの研究チームは、内輪でもっとも低い評価の「約34,000キロ平方メートル以上の地域が1平方メートル当たり4キロベクレル汚染されている」という表現に後退させて論文を作成し、査読に回したのです。

それをビジュアル化したものが下の図です。

■■「汚染地図」はブログに飛んでみてください。■■
リンク

しかし、研究チームの本音は「56000キロ平方メートルの地域」……。
これは、正方形に見立てると、一辺が約237キロメートルになります。
つまり、東京都はすっぽり入っているということになります。

放射性ヨウ素の大気中への放出量は、国が出した算定などより、もっとずっと多かったということです。

以下略
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜<以上引用>
 
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302528 <まやかしの除染基準> 環境省が示す年間1mSv=1時間0.23μSvという数値 匿名希望 15/03/29 AM10

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