アメリカ:闇の支配構造と略奪戦争
301639 NSA(米国国家安全保障局)が大手メーカーのハードディスクにマルウェアを仕込み、過去20年間に亘り30カ国以上でスパイ活動をしていることがロシアセキュリティ企業カスペルスキーに暴かれる
 
匿名希望 15/03/01 AM00 【印刷用へ
ロシアのセキュリティグループ「カスペルスキー(Kaspersky)」が、ハードディスク本体に感染する新しいタイプのマルウェアを用いたサイバー攻撃集団”Equation-Group”の存在を確認したと発表した。

■カスペルスキーの発表資料:リンク

■EQUATION GROUP: QUESTIONS AND ANSWERS(PDF):リンク

カスペルスキーは、「手口の複雑さ、精巧さは既知のあらゆる集団を上回る」とし、このコードがNSAがイランのウラン濃縮工場をサイバー攻撃する際に用いられた”Stuxnet”に似ていると指摘し、このサイバー攻撃集団の背後にはNSAがいることを示唆している。

■核施設を狙ったサイバー攻撃『Stuxnet』の全貌:リンク

海外ではロイターを始め大きく報じられいているが日本語版ロイターでは翻訳されていない。日本ではGigazineおよび日経ITproが比較的詳しく伝えている。

■極めて高度なサイバー攻撃集団「Equation Group」、セキュリティ企業が報告:リンク

■HDDのファームウェアに感染するマルウェアが登場、逃れる術はないことが判明:リンク

上記記事でも指摘されているが、ハードディスクのファームウェアに感染するため、ハードディスクをフォーマットしても再び感染する仕組みになっている模様。

■ロイター記事(リンク )の要約
The NSA has figured out how to hide spying and sabotage software deep within hard drives, according to cyber researchers and former operatives.
サイバー研究者や元工作員のグループによると、NSA(米国国家安全保障局)は、ハードドライブ内の深い領域内のスパイ・サボタージュソフトウェアを非表示にする方法を考え出したという。
 
The group said it found personal computers in 30 countries infected with one or more of the spying programs.
このグループによると、このスパイプログラムに感染したPCが30カ国以上で発見され、監視が行われているという。

The most infections were seen in Iran, followed by Russia, Pakistan, Afghanistan, China, Mali, Syria, Yemen, and Algeria.
ほとんどの感染はロシア、パキスタン、アフガニスタン、中国、マリ、シリア、イエメン、アルジェリアおよびイランで発見されている。

The infections started in 2001, but increased drastically in 2008, the year President Barack Obama was elected.
その感染は、2001年に始まり、バラク・オバマ大統領が選出された2008年に大幅に増加している。

The tools are designed to run on computers even when they are not connected to the Internet, and even the makers of some of the hard drives are unaware that these programs have been embedded.
そのツールは、インターネットに接続されていなくても実行され、いくつかのハードドライブの製造元はこのプログラムが埋め込まれていることにさえ気がついていない。

The spies made a technological breakthrough by figuring out how to lodge malicious software in the obscure code called firmware that launches every time a computer is turned on
このスパイたちは、PCが起動するたびに実行されるファームウェアと呼ばれる「曖昧なコード(obscure code)」内に埋め込まれた悪意のあるソフトウェアをとどまらせる方法において技術的なブレークスルーを果たした。
 
  List
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_301639
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
302928 中国、3つのサイバー部隊、攻撃に晒される台湾 村上祥典 15/04/11 AM02
302736 NSAと協力しているフェイスブック 加賀正一 15/04/04 PM11

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、43年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp