政治:右傾化の潮流
299040 元国家公安委員長が不正選挙を疑う(1)
 
中田燿平 14/12/10 PM09 【印刷用へ
元衆議院議員で国家公安委員長を務めたこともある白川勝彦氏が、政府とマスコミとの癒着、そして不正選挙の疑いにも言及しています。

リンクより転載します。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
“自民党300議席超え”という幽霊

昨日の永田町徒然草「これはもうファッショじゃないかい。」が、いろいろなところで反響を呼んでいるようだ。タイトルが刺激的だったようだが、戦いになると、発言はどうしても激しくなる。政治は、言論を武器とする戦いなのであるから、それは、やむを得ない。しかし、私は、理性的な人間でありたいと思って生きてきたつもりである。だから、向う受けだけを狙っての発言は、極力慎んできた。その私が「これはもうファッショじゃないかい。」と言わなければならない程、事態は深刻なのである。

今回の総選挙で、仮に、自民党が単独で300議席を獲ったとしても、私は驚かない。いかなる事実も、事実は現実として受け止めなければならないからである。その上で、どう戦うかを考えていくしかない。私が驚き怒っているのは、事実でないことを事実のように喧伝けんでんし、そうすることにより、そのような事実を作ろうとしている行為なのだ。

私は、40年近く衆議院選挙をはじめ、多くの選挙戦を闘い、また、いろいろな選挙を見てきた。平成8年、初めて行われた小選挙区制の下の総選挙を、自民党総務局長として指揮をとり、それを体験した。選挙については、その辺の評論家よりも知っているつもりである。これまで私の勘や予測が大きく間違ったことはなかった。

ただ1回だけ、私の勘と予測が大きくが外れたことがある。平成10年の、参議院通常選挙である。私の予測とは大きく違い、自民党は、歴史的惨敗を喫した。橋本総理大臣と加藤紘一幹事長が、責任をとって辞任した。その大きな理由は、投票日1週間前の日曜定番のテレビ番組で、橋本首相が不用意な発言をしたことであった。選挙応援で全国を飛び回っていて、不覚にも私は、その番組を見ていなかった。

このような経験と勘から言って、今回の総選挙で自民党・公明党が大勝できる筈はないと、私は思っていた。選挙というものを知っている何人かの識者とも話し合ったが、同じような考えであった。そのような者から見たら、“自民党単独で300議席超え”というのは、明らかにおかしいのである。それは“自民党単独で300議席超え”という結果を狙って、誰かが仕掛けたのであるからだ。それを実際にやっているのはマスコミであるが、他にも犯人はいる。

マスコミが第四権力と言われるようになって、すでに久しい。長い間政府与党の中にいて、マスコミが大きな影響力を持っているのは否定しないが、日々の政治を行う上で第四権力と言われる程に大きな存在と感じることは、少なかった。しかし、第一の政治権力は、選挙を通じて作られる。選挙に勝たなければ、権力を握ることはできないのだ。だから、政治権力は、第四権力と呼ばれるマスコミに非常に弱いのである。

お互いに牽制し合う権力が競合していることが、自由主義政治の理念である。ところが、第一権力たる政治と第四権力たるマスコミが結託し、一体となったらどうだろうか。それはもう、自由主義政治が理念としている権力構造ではない。わが国では、第一権力と第四権力が癒着・結合しているのだ。これは、安倍首相になって生じた顕著な現象である。安倍首相ほど、マスコミを取り込もうと熱心に動いた者はいないし、安倍内閣になってからの、恥も外聞もなくマスコミが政府と公然と癒着したようなことは、戦後のわが国ではなかった。

ファッショと呼ばれることは、自由主義者にとって最大の侮辱であり、屈辱である。自由主義者でない安倍首相や自公“合体”政権の議員たちにとっては、ファッショといわれてもあまり痛痒を感じないのかもしれない。しかし、私がファシズムをチャンと知った上で、「こらはもうファッショじゃないかい。」と言ったことを理解してもらいたいので、ファシズムについて、念のため貼り付けておく。ご参考に。ただ非常に長いので、選挙の後でいいとは思うが…(笑)。

歴史上問題となったファシズムは、ほとんど凶暴かつ残酷な独裁(その大部分は軍事独裁)であった。粗暴かつ残忍だったが、単純なので、国民の非難の対象になり易かった。四つの権力の三つが一緒になっている現在の安倍・自公“合体”体制と戦うのは難しいし、知恵がいる。理論武装もチャンとしなければ、この戦いは勝てない。

いま、安倍・自公“合体”体制が喧伝している“自民党300議席超え”は、彼らが作った世論調査上の“数字”に過ぎない。爆弾でも弾丸でもない。マスコミが鳴り物入りで喧伝している“自民党300議席超え”は、単なる幽霊に過ぎないのだ。ところが、いろいろな論調を見ていると、この幽霊がけっこう効いている。安倍・自公“合体”体制と闘おうとしている闘士・戦士さえ怯えている現状を、私はいちばん危惧している。

闘士・戦士諸君。まずこの幽霊の正体に気付くことである。この幽霊が吐き出す毒ガスを、吸わないこと。そして、この毒ガスを恐れている国民に、毒ガスの正体を知らせることである。マスコミはいまや敵の手に渡っているが、私たちにも“武器”がある。生身の体と肉声である。また、SNSとかいう新兵器もあるではないか。こういう時に使わなければ、SNSなど、タダのゲーム機ということになる。この永田町徒然草が、闘士・戦士諸君の武器の一素材となれば、これに優る喜びはない。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
転載終わり
 
  List
  この記事は 298915 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_299040
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
299536 元国務大臣も不正選挙の疑いを指摘 深ヰ紫 14/12/25 PM07
299167 破廉恥なメディアの誘導「自民圧勝」報道で幻滅狙う〜低投票率を願望 阿部和雄 14/12/13 PM10
299041 元国家公安委員長が不正選挙を疑う(2) 中田燿平 14/12/10 PM09

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、43年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp