最近の自然食ブームにのっかり、「化学塩」の摂りすぎは体に良くない、ミネラルの入った「天日塩」をと考える人も多いと思いますが、果たして、なぜ「化学塩」がよくないのでしょうか?その理由は、単なる塩分の摂りすぎという理由だけではありません。
◆「化学塩」にはアルミニウムが含まれている。
塩は常温で放置しておくと、固まる性質を持っていることをご存じでしょうか?その塊をなくそうとするためにアルミニウムを添加し、塩をサラサラにしているのです。アルミニウムは痴呆症の原因物質と見られており、主婦が家庭で化学塩を使用していれば、家族内から痴呆症患者が出るようになってしまいます。夫の物忘れも、子どもがなかなか物を覚えようとしない場合も、それは化学塩により脳の成長が阻害されたと見ることができます。
(参考:287840 子供の脳を破壊してしまう危険な食べ物 )
◆そんな「化学塩」を広めたのは、国と工業界である。
1972年、専売公社が化学塩を唯一の塩として供給し始めます。その背景には、政府と工業界の裏の思惑があったようです。 昭和46年制定の「塩業近代化臨時措置法」、 昭和47年施行の「塩専売法」により国民が手にできる塩は「化学塩」一色となっていきますが、このような法律は、工業を近代化させるために、揚浜式塩田や入浜式塩田が立地していた海浜を有効利用したいという政府の思惑と、工業で使われるソーダ(塩のこと)を天候に関わらず、安定供給したいという工業界の思惑が一致して成立した法律でした。 このため、揚浜式塩田や入浜式塩田は、一部の神事・観光・研究目的の生産を除いて、日本からは姿を消し、電気の力で海水中のイオンから精製する、味気ない塩だけが残りました。
(参考:118380 「化学塩」に関する事実)
それから20年後、今まで日本ではほとんど少なかった各種の病気(各種ガン・認知症・高血圧症・脳梗塞・アトピー)の軒並みの上昇後、「塩分摂りすぎ注意」が言われます。
しかし、それは「自然塩」摂りすぎではなく、「化学塩」摂りすぎ注意ということなのです。
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