西洋医療と東洋医療
298857 『がんは放置が一番』の近藤誠医師が最近マスコミで取り上げられる理由
 
洞口海人 14/12/05 PM10 【印刷用へ
確かに、この記事の分析には頷けるものがある。
298760にもあるように、マスコミの扇動は最近巧妙になってきており、我々は裏の裏まで読んで、情報の取捨選択を行う必要があるようだ。


《以下引用》リンク

著書「医者に殺されない47の心得」がミリオン・セラーになった近藤誠医師は、最近マスコミで話題になることが多く、10月3日にはTBSテレビ「中居正広の金曜日のスマたちへ」(金スマ)に出演した。

近藤氏は、長年の研究と経験から、

(1)がん検診は無意味
(2)がんに早期発見・早期治療のメリットはない
(3)手術や抗がん剤は大半のがんには効果がなく、余命を延ばすことはできない

と主張しており、がん治療の専門家から激しい反発と批判を浴びている。

「【金スマで話題騒然】異端の医師・近藤誠先生-医療界猛反発-」(Naver まとめ)
リンク

「@金スマ、近藤医師が危険すぎるワケ&がんについて正しく理解して」
(無趣味で人付き合いが苦手な女医の家計簿 2014/10/5)
リンク

私は医師、専門家でもなく、また幸いがんにかかったことも治療を受けたこともないので、近藤氏の主張が正しいのかどうかを論ずる立場にはない。

従来のがんに比べ、内部被ばくによるがんは、はるかに悪性度が高いと言われる。
がんの中では比較的進行が遅い甲状腺がんも、被ばくで生じたものはリンパ節転移が非常に速く、すぐに手術をしないと危ないという。

近藤理論は従来のがんには通用しても、被ばくによる悪性のがんには当てはまらないかも知れない。

ここで私にとって興味があるのは、近藤氏の主張が正しいかどうかではなく、急にマスコミが近藤氏を取り上げるようになったことだ。

患者が手術や抗がん剤治療を拒否するようになれば、医師も製薬業界も非常に困る。
あくまでも近藤氏は非常識なことを言う異端者として無視し、隅に追いやっておきたい存在だろう。
それをなぜ金スマにまで引っ張り出したのだろうか。

おそらく、これは政府の策略ではないだろうか?

以前の投稿で述べたとおり、今後は被ばく患者が激増し、健康保険が崩壊、医療費の大半は自己負担となり、富裕層しか満足な医療が受けられなくなる。

「被ばく患者激増で目前に迫る医療大崩壊 暗黒未来の到来」 (拙稿 2014/3/2)
リンク

今までの何倍、何十倍というがん患者が病院に押し寄せる。
専門医師も設備も限られており、医療費も高騰し、たとえ手術や抗がん剤治療が必要であっても、
大半の人にはお引き取り願うことになる。
だが患者は簡単には引き下がらず、保険料を払っているのになぜ治療が受けられないのかと怒り狂うだろう。

あふれるがん患者対策に頭が痛い政府にとって、近藤氏の主張はまことに都合がよいのだ。

「がん検診は無意味」、「がんは放置が一番」と国民に刷り込んでおけば、素直に自宅に帰ってくれる。
時間もお金もかかる手術や抗がん剤治療は、何百万円という治療費をポンと払える富裕層にだけ行なえばよい。

政府にとっては、近藤氏の主張が医学的に正しいかどうかは問題でない。
放置が一番であろうがなかろうが、放置せざるを得ない状況なのだ。
とりあえず、激増するがん患者をうまくあしらうことができればよい。
そのために近藤氏を利用することに決めたのだろう。

近藤氏は放射線治療の専門家である。
政府は、手術や抗がん剤治療から放射線治療へと比重をシフトして、すっかりイメージの悪くなった「放射線」の汚名挽回も狙っているのかも知れない。
放射線被ばくにより生じたがんを放射線で治療するというのも実に皮肉な話だ。

いずれにせよ近藤氏はいいように利用され、たとえ問題が生じても一方的に責任を押し付けられ生贄となる可能性がある。

近藤氏の主張が正しいかどうかの専門的な議論はもちろん大切だが、それを巧みに利用しようとしている政府の思惑にも注意を向けるべきだろう。

政府は激増するがん患者にどう対応するのか、今後のなりゆきを注意深く見守る必要がある。

《引用以上》
 
  List
  この記事は 296340 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_298857
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、43年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp