日本を守るのに、右も左もない
298800 普天間・辺野古(2) 日本人が気弱さから脱すること
 
新聞会 14/12/04 PM09 【印刷用へ
武田邦彦のブログリンクより転載します。
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(沖縄の基地の問題について「そんなこともあるな」ぐらいではなく、日本人が自分のこととして考えて決断する必要があります。一つ一つ、解決していかないと子供の生きる時代の日本は懸案事項だらけになるからです。)
先回の関連の記事で、普天間も辺野古もアメリカが必要としているのではなく、日本の国会議員が欲しがっていて、国民がどうするか決めていないからという整理をした。それでは、どのように考え、どうすればよいのだろうか?
●世界の大国で自分の国を自分で守らない国は日本だけ。だから、日本はどういう形かは別にして、自分で自分の国を守る必要がある。北朝鮮の拉致問題でも、北朝鮮が悪いと言っても意味がない。日本人を守るのは日本国だ。
●平和憲法があっても他国に及ばないので他国は攻めてくる。
(平和憲法は日本が他国を攻めないと宣言しているだけで他国が攻めてくることはある。証拠1:竹島は李承晩ラインで取られた。証拠2:尖閣に中国は強引に上陸し、艦艇を領海に侵入させた。証拠3:北方4島をロシアは返さないで占拠している。)

●戦後、すでに70年だから占領時代から続いているアメリカ軍を日本から撤退してもらう時期は過ぎている。アメリカと協定を結び、有事の時の約束をしておけばかなりの抑止力がある。
●憲法を改正して日本軍を持つかどうかを決める。日本軍を持たないと主張する人は、他国から攻められても諦めることをはっきり言う(私の今までの経験では軍隊がいらないという人でも、「外国が攻めてきたらどうする」と聞くと答えない。答えた人に今まで会ったことがないので信頼していない)。
●本来、軍隊は「平和のため」に存在するもので、そうなるための国内法を整備する。国内法の整備で「軍隊の暴走」を抑えることはできる。
●戦前のいわゆる「軍国主義」は軍隊から出たのか、それとも日本国民が希望したのかを議論し、合意を作る。(これが最初だが、現在の日本人が優柔不断なので、最も難しいと思う。)
私はもっとも大切なのは「平和外交」ができる外務省と、それを支える専門家、さらには報道と国民であると思う。第二に日本人が「横並び」ではなく、正確で正しい情報を求め、それに基づいて自ら考える姿勢を示すことと思う。
そうすれば民主主義のシステムから言って、軍部の暴走が起こる可能性はない。一流国としてそのぐらいのことはしたい。国民が正しい情報を得るにはNHKを潰すか、あるいはNHKの抜本的改革をすることが第一。専門家が自分の専門に誠実であるためには、第一に専門家教育で専門家としての倫理をしっかりすること、第二に社会が専門家の任務を正しく認識すること、そして最後に、倫理違反について専門家の責任を問うシステムを作ること(技術士についてはすでに法律がある)であろう。
戦前の日本で軍部が暴走したことはないが、「気弱な国民」がアメリカが強いた「戦争への道」を正しく理解できず、議論が不足したことにある。だから、今、日本軍を作るのに国民が迷っているのは、自分たちの「気弱さ」によると思う。JR東海道新幹線の「こだま」で検札が行われたり、車掌が片付けない座席の背やゴミを乗客が片付けているようでは日本軍は危険だろう。それは同じ根(国民が下僕という意識)だからだ
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以上です。 
 
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