国債経済とその破綻(大破局の予感)
298081 やはり円安の恩恵は大企業だけ。中小企業の実情は、賞与どころか‥。これが、国民の多数派の実情。
 
石橋創 ( 50 滋賀 建築家 ) 14/11/19 AM08 【印刷用へ
『冬の賞与5%超の伸び 平均89万円、経団連集計』(リンク)(日経新聞)
先週こんなニュースが流れていました。
〜経団連は、円高是正などで経営環境が改善しており「企業業績の回復が数字に表れてきた」と説明した。〜
日本は景気が良いのか?不景気なのは、ウチの会社だけなのか?と感じてしまいます。しかし、「経団連集計」というのがミソで、これは大企業の話。

一方で、中小企業は‥大企業とは真逆。
〜円高是正=円安で経営環境は悪化しており‥となる。〜
大企業は円安で苦しむ下請け中小企業を踏み台に、円安で儲けているということ。その歪みが現実問題として「円安倒産」という形で現れてきている。

(以下引用)
『ドキュメント わが社はかくして「円安倒産」に追い込まれた。』( リンク)(日刊ゲンダイ)
「アベノミクス」の円安誘導策が中小企業を次々と破綻に追い込んでいる。帝国データバンクの調査によると、10月の円安関連倒産は39件に達し、現政権の発足以降で月間最多を記録。14年の累計も259件に上り、前年同期比で2.8倍の大幅増となった。終わりの見えない「超円安」時代に突入し、企業の倒産件数は今後も跳ね上がるのは確実だ――。

 「(中国からの)原料費が毎月5%、10%……とどんどん上がる。これじゃあ、とてもやっていけません」

  繊維染色・加工の「アサヒ染工場」(香川県東かがわ市)の竹村悦郎社長はため息交じりにこう漏らす。

−中略−

 帝国データバンクのまとめだと、この秋、円安加速が引き金となった破綻企業は、輸送機器の「チヨダ・エスケーケー」(大阪府東大阪市、負債額18億円)、麺類製造の「関西ヌードル」(同泉佐野市、負債額10億円)など、挙げればキリがない。
 みずほ銀行産業調査部の推計によると、安倍「応援団」の上場企業は、10円の円安で2兆円の増益となるが、下請けの中小企業は約1兆3000億円の減益になるという。

  中小企業は、1ドル80円台だった12年後半と比べ、たった2年で総額約4兆円の利益を失ったことになる。

  早期解散に向け、安倍周辺は「アベノミクスの成否を問う」とイキがっているが、やれるものなら、やってみろ。国内企業の99.7%を占める中小企業の経営はどんどん悪化しているのだ。

 「今年3月期決算で約4割の中小企業が減益となりました。つまり、すでに収益力が悪化しているのです。中小企業が耐え得る為替相場は1ドル100円ぐらいで、115円は明らかに行き過ぎです。今の円安水準は今後の中小企業の破綻に拍車をかけることになります」(東京商工リサーチ情報本部長の友田信男氏)
(以下略)
 
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298575 円安でプラスの企業は僅かに5%!48.4%が円安でマイナスに!町工場は悲鳴だらけ!円安効果が全く無かった事が証明される! 立川久 14/11/28 PM06

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自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
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