法曹・官憲・役人こそ、社会閉塞の黒幕
296425 九州電力が「太陽光発電の電気買い取り」に待ったをかけた本当の理由
 
大西敏博 ( 60歳代 和歌山 会社員 ) 14/10/10 PM08 【印刷用へ
今回の九電や他の電力会社の買い取りを中断するという決定について、反論している記事がありましたので紹介します。

Facebook 中村泰士(リンク)より

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太陽光発電などは負荷変動が大きくて、原発は安定して発電が出来るという違いはあるけど、発電コストが太陽光発電と原発が同じなら、誰でも太陽光発電の方がいいと思いますよね。「ここは何としても太陽光発電の発電コストを上げなければならない」と思った電力会社と政府は「そうだ妙案が浮かんだ」と膝を打ったことでしょう。そうです。「太陽光発電には全てバッテリーをつけさせれば、これで原発が太陽光発電にまけることはない」と。

ドイツでは風力も太陽光発電も日本の十倍くらい設置が進んでいます。日本の再エネ電力の割合が2.2%に対してドイツは20%です。そして目標も日本が2020年に25%(この目標は民主党政権時の数値です。安倍政権は目標自体の掲げてません)に対してドイツは35%です。さらに2050年にが50%を再エネで賄うと目標を掲げているのです。そして昨年の2013年6月16日がドイツの記念すべき日となったのです。それはドイツの電力需要の61%を風力や太陽光が賄ったのです。

この61%は米国やフランス・イギリス・中国や日本など経済大国の中では世界最高の再生エネの電力割合だとドイツ政府は発表していました。もちろん条件は違います。ヨーロッパは大陸ですから各国に送電線は繋がっています。しかし、ドイツでは天気予報を見ながら30分先の太陽光発電や風力の発電量を予測するそうです。そして30分先の負荷追従運転を計画するそうです。これは長年の経験や実績が20%の再エネ導入実績へと繋がったのだと思います。

  太陽光の発電コストが原発よりも安くなるのを遅らせるのが目的

 日本の再エネの95%が太陽光発電です。ドイツでは太陽光発電と風力が半々くらいですし、木質バイオマスなども電力と熱利用というエネルギー効率の高いエネルギーが順調に伸びています。そしてドイツを中心に世界中で再エネの発電コストは確実に下がっています。米国でも太陽光発電の発電コストは15円だそうです。また、米国では原発の発電コストもおなじように15円だそうです。

つまり太陽光発電が原発の発電コストよりも安くなるのは日本でも目前なのです。

 日本も政府による原発への様々な優遇政策などのへのえこひいきをやめて、米国のように完全に自由競争にすれば、原発は真っ先に退場させられることは間違いないのです。だから安倍政権は何とかして電力自由化の規制改革を骨抜しようと必死なのです。しかし、原発は危険で不経済で割に合わないものだということを大半の国民には分かってきたのです。

ですから安倍政権と電力会社の最後の悪あがきとして、今回の「太陽光発電は割高で役立たずだ」というキャンペーンを行ったのが今回の発表だったのです。そして太陽光発電への嫌がらせで1日でも、その逆転する日を遅らせるのが目的なのです。

  「アジアスーパーグリッド」で日本の再エネも大きく変わる

多くの皆さんはこう思っているでしょう。「太陽光発電や風力は確かにクリーンでいいけど再エネだけで全ての全力を賄うのは無理だよね」と。そんなことはありません。決して再エネ100%は夢ではありません。しかも、「再エネ100%は50年先の話」でもありません。だって、再エネを30年で20%とう目標が、わずか2年で7000万kwも持ち込まれたのですから、10年もすれば100%なんか決して夢ではないのです。

その解決策が「アジアスーパーグリッド構想」なのです。

 超高圧直流送電線を日本列島に横断させます。それで日本中の再エネ電力を相方向に自由に行き来をさせます。日本は東西に長いので太陽が照ってる時間が1時間以上の時間差があります。ですから、その時間差は負荷調整の役目をします。また全国の風力のばらつきも全てを系統につなげたら平準化するのです。そして、その高圧直流送電線は福岡と釜山を海底ケーブルで繋ぐのです。

その費用はわずか600億円だそうです。孫正義さんは「わずか600億ならソフトバンクが敷設してもいい」と話してます。だって儲かるからです。そしてその高圧直流送電線は中国からモンゴルにも繋ぐのです。そして北海道からは樺太経由でロシアにも繋ぎます。ヨーロッパのようにアジアを1つの電力ネットワークで繋ぐのです。

そうすればインドが昼間なら日本は夕方ですから太陽光発電の電力は世界の半分くらいを行き来できるのです。おまけに超伝導の直流送電線は送電ロスがわずかなのです。日本・韓国・中国・ロシアなどを結ぶ東アジアスーパーグリッドの費用は20兆円だそうです。劇的にコストが下がっていく再エネルを超伝導高圧直流送電線が繋がる日はそう遠くはない話でしょう。

こんな夢のある社会を私たちは1日も早く実現しなければならないのです。負の歴史遺産の原発など、さっさとさよならしましょう。そのためにはお隣の国の韓国とも中国ともロシアとも仲良くしなければなりません。それは安倍政権には無理なことですが。

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