実現論を塗り重ねてゆく
296030 私たちは観念によって見えないものが見えている。
 
田村正道 ( 52 京都 建築士 ) 14/09/30 PM11 【印刷用へ
>そして、人類は、直面する未知なる世界=不整合な自然世界を「なんとしても掴もう」と、自然を凝視し続けた。それは、生命の根源をなす適応本能(整合本能)と共認機能を深く結びつけることになった。
「追求のススメ1.未知なる世界への収束と追求(3)」(294549)より引用

「原始人類が想像を絶する様な過酷な自然圧力に直面したことはわかるが、何で自然を凝視し続けたのか?よくわからない」という意見があったので原始人類の身になって考えてみました。

私たちは、当たり前のように「空」や「山」や「川」あるいは「動物」や「植物」を見ていますが、まさにカタワのサル状態の原始人類は、自然をそのように見ていなかったもの思われます。

サルを含めて人類以外の動物は、食料や外敵など、生きていく上で必要なものは(本能で)認識しますが、それ以外のあまり関係のない自然を認識する必要はなく、例えば「遠くの山」などは視覚には入っていても見えていないものと思われます。
「見えていない」というのは、その映像が視覚に入っても脳回路がまったく作動しない状態です。
樹上に生活圏があるサルが木に登れなくなって洞窟に隠れ住むようになった時、身の回りの全てが未知の世界であり、それは「何も見えない」状態であったはずです。

しかし、そこで、とどまったら終わり。
サル時代に獲得した未知追求の脳回路は「同類」を対象とするものですが、これを自然対象に向けて駆使して凝視し続け、ようやくある現象や物体を(言葉=観念で)特定して「空」や「山」や「川」が見えたものと思われます。

あらためて考えると、
現在の私たちにとっても、見えているのは獲得した観念の分でしかなく、原始人類と同様に未知の世界に生きている事が実感できます。
 
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 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
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