空港での厳しすぎるセキュリティー・チェックにハイテクマニアは戦々恐々としているそう。
しかし、「コンピュータが家族の一員」とは。。。
これからの世の中が不安になる記事だが、こういった状況も、本能・共認機能を正しく働かせることができれば拡大した対象領域を捉えなおすことができるのに。
遺憾です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜以下引用〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
テロリストが電子機器に爆発物を仕込んでいる可能性を指摘する米運輸保安局の通達により、空港での電子機器に対するセキュリティー・チェックはいっそう厳しさを増し、場合によっては機器の中までチェックされる。
これに反発しているのが、ハイテク機器を愛してやまないマニアたちだ。
知識のない警備員にノートパソコンやPDAが壊されることを恐れるあまり、飛行機の便をキャンセルする者まで出ている。
旅行の予定があるハイテクマニアたちは動揺し、激怒する者さえいる。
電子機器をより念入りに調べるために、空港の警備員が彼らの大事なハイテク機器を無遠慮に扱うことになったからだ。
自分が所有するデジタル機器にとくに強烈な愛着を感じる人々――なんなら、オタクという言い方をしてもいいが――は、空港のセキュリティー・チェックを通過するために、靴を脱がされたり、下着類まで探られたりしても、構わないかもしれない。
だが、ノートパソコンとなると話は別だ。
コンピューター・セキュリティーの専門家、ロバート・フェレル氏はこう語る。
「われわれの多くは自分のコンピューターを家族の一員も同然と考えており、中には家族以上の感情を抱いている者さえいる。
許可していないのに、私のノートパソコンをいじっているやつがいたら、絶対、相当痛い目に遭わせてやるよ」
ニューヨークにある広告会社でシステム管理をしているジェフリー・マシューズ氏も同意見だ。
「コンピューターのことなどちっともわからない人間が、私のマシンに手を触れることなど、とにかく許せない。
そういう連中は、汚れたTシャツや歯ブラシをだめにすることはないくせに、コンピューターは簡単に壊してしまうのだから」
ノートパソコンや、カメラ、携帯情報端末(PDA)、MP3プレーヤーなどの機器は、今や空港でいっそう厳しいセキュリティー・チェックの対象となっている。
これは、5日(米国時間)に発表されたテロリストが電子機器に武器や爆弾を隠す計画を立てている可能性があるという政府の警告に対応した措置だ。
米運輸保安局(TSA)の通達によれば、デジタル機器の中までチェックするのは、化学物質の痕跡など、よからぬ企みの意図を示す疑わしい兆候が、機器やその持ち主を対象とした最初の検査で発見された場合に限るという。
検査官は、乗客に対し、機内に持ち込もうとしたすべての電子機器のスイッチを入れるよう要求することになる。
これまでは、この検査を行なうかどうかは任意だった。
さらに、爆弾の製造に使われる化学物質の名残がないか探るため、ほとんどの電子機器は「においを嗅がれる」ことになる。
この検査では、機器を布や綿棒で拭い、爆発性の化学物質と接触したことがあるかどうか分析する。
だが、こうした調査手順を知っても、安堵するハイテクマニアはほとんどいない。
その多くは、ハイテクに詳しくない係員によって行なわれれば、基本的なチェックの段階でも、コンピューターが壊されるのではないかと恐れている。
[日本語版:長谷 睦/高森郁哉] |
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