素人による創造
294927 自給力の高め方(お勧め投稿付き☆)
 
川井孝浩 HP ( 41 東京 社会事業 ) 14/09/05 PM09 【印刷用へ
311震災による放射能汚染を契機に、危機感を持って情報収集に取り組む方が急激に増えてきたが、探索から追求に向う段階で壁にぶつかる人が多いと感じる。それまで、受け身でしか無かった世界の実情に対し、探索に向かい始めたという事は何らかの危機感や不整合感を看取し、出口となる仮説を描きながら、実感に整合した答えを探し始めるという事。

しかし、いざ探索を始めてみると、増々不整合な世界だけが目の前に拡がっていく。当然ながら、どんな主張にも賛否はあり、世の大半は「単なる批評家」で溢れかえっている。

過去、歴史を遡ればそれまで“定説”とされていた事が新事実の発掘によって覆されるような出来事は幾重にも塗り重ねられてきている。もっと言えば、私達が学校で習ってきたような歴史ですら、捏造された物語に過ぎないものは幾らでもある。

このような状況下、情報の洪水に飲み込まれずに自給力を高める為には、いくつかの基本スタンスが求められよう。

まず1つ目は、「事実を見極める目」の養い方。
簡単に言えば論理整合性の確認が出来れば良いのだが、その為には多様な仮説を組み立てる力も必要となる。さすがに一朝一夕で培われるものでは無いが、日頃目にするニュースなどについて、受け取り方の工夫を凝らすだけでもかなりの進歩が得られる。そもそも、テレビにしてもネットにしても、一次情報の殆どはマスコミが取捨選択した情報が元となる。つまり、その時点で何らかの意図が組み込まれている。従って、単に情報を受け取るのでは無く、「このタイミングでこの事象を流布しようとしている意図は何か?」という情報発信者の意識への同化を試みる。人の観念機能とは、目の前で起こっている事象の背後にある見えない構造を読み解く力にこそ、本質がある。何かしら違和感を感じたら、その不整合感を流さず捉え、「なんで?」と考えることだ。

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2つ目は、とにかく周りの人と話すこと。
とても簡単なことですが、実はかなり重要です。「なんで?」と考え始めると、自身の頭の中だけで過去の記憶をたどり始めたりしますが、実はこれこそが出口の無い思考の罠。行き着く先は「迷い」や「悩み」にしかなりません。日常生活では脳の一部しか活用していない為、ほぼ全ての記憶も断片的であり、無意識の内に偏った思考(特定の部位ばかり使う状態)に陥りがちです。不整合な世界は、自身の体験記憶の外側にある新たな事象であり、自身の記憶にさかのぼった所で答えが出ないのは当然です。むしろ、答えを探すには外の世界=未知の世界に収束して行くしかありません。
違和感の発生源が社会の中にあるのならば、同じ社会に暮らす周りの人々の奥底にも、同じような違和感は必ず生じています。但し、固定観念の濃度によって意図的に情報を遮断していたり、個人差が大きいのも事実。しかし、それも含めて周りの人と話す事で、情報の精度や受け取り方の差異、自分とは違う観点を拾い集めることが出来ます。周りの人と積極的に会話するだけでも、外向きのベクトルが形成され、「未知世界への収束と追求」の流れに乗り続ける事が出来ます。身近な人との会話の先に、世界の対象化が繋がっています。

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3つ目は、自ら動いていくこと。
「自給力」と言うからには、具体的な行動が伴わなければ話になりません。しかし、現代人は残念ながら“百姓能力(34593 毎日が1年生)”を既に失ってしまいました。具体的に動いてみると真っ先に解る事があります。それは、『自分だけでは何も出来ない』という現実です。例えば、お米の作り方すら知らない。人間は水を作り出す事が出来ない(ただ在るものを使わせて貰っているだけ)。勿論、電気も起こせなければ、火を付けることだって一苦労。人は豊かな暮らしを手に入れると同時に、豊かな身体能力や生きるための知恵を失いつつあるのです。加えて、効率優先の市場社会が推進されてきた結果、分業主義がまかり通り、極めて偏った職能集団ばかりになっています。
さて、このような状況で、いざ「自給力を高めよ!」と言われたら、どうしますか?

ポイントは、『自分“だけ”では何も出来ない』という所。そして、全ての生物起源は“群れ”にある、という事実。もう解りますよね。どのような行動が必要か。ぜひ、ご自身で考えながら動き始めてください!

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