世界各国の状況
294804 中国メモ4 〜中国と金貸し〜
 
井上宏 ( 40代 新潟 建築コンサル ) 14/09/02 PM11 【印刷用へ
現代における中国と欧米の金貸し(国際金融資本)の関係について、

1949 中華人民共和国成立、国民党は台湾へ
1950 中ソ友好同盟条約、朝鮮戦争(53年まで)
1953 スターリン死亡(側近による暗殺)
1958 人民公社設立、大躍進政策
1962 中ソ対立
1965 ベトナム戦争(73年まで)
1966 文化大革命
1971 林ほう、クーデター未遂
1972 米中共同宣言
1973 D・ロックフェラー訪中
1972 周恩来、毛沢東没す。第一次天安門事件→文革の終了
1979 アメリカと国交正常化
1980 沿岸部に経済特区
1989 第二次天安門事件、ベルリンの壁崩壊
1991 ソ連崩壊
2001 上海協力機構設立
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・アメリカによる中国共産党支援が、中国に共産主義を成立させた。
アメリカは国民党、共産党の双方を支援・コントロールしていた。米国務省は、蒋介石に共産党を攻撃したら、支援を打ち切ると伝えていた。
そして、共産党に敗北後、国民党は対立の火種として台湾で生き残るよう誘導された。(分割統治)

共産党政権樹立後、アメリカは共産党支援を打ち切った(ソ連の支援に切り替え、衛星国へと誘導)。

・中国をソ連に従属させるため、朝鮮戦争が起こされた。
朝鮮戦争は、米ソが結託した演出だった。アメリカ→ソ連を通じて、アメリカ軍の作戦行動を事前に中国へ伝えていた。アメリカは敗北した。

・中ソはなぜ対立したのか?
スターリンの時代、中国がウイグルに合弁会社を設立することを持ち掛けた。「金」と「石油」の合弁会社だった。スターリンはこの合弁事業に入れ込んだが、中国側の事情で袖にされた。スターリンは、中国の態度変化に激怒した。(この後スターリンは暗殺された。)

・ベトナム戦争の意図を中国は見抜いていた。
ベトナム戦争は、朝鮮戦争と同じく中国を巻き込んで戦争を拡大する狙いがあったと言われている。しかし、中国は朝鮮戦争の時のように介入しなかった。米ソの意図を中国は見抜いていた。

・毛沢東はアメリカとの本気で核戦争を想定し、作戦を立てていた。最悪のケースは、中国奥地で抵抗を続けると考えていた。
(グロムイコ回顧録)

・1971年キッシンジャー訪中の際、毛沢東はドイツヒトラーの対ソ作戦、対英作戦での不自然な動きについて問い詰めた。

★このように見てくると、中国の共産化は先んじて共産化されたソ連の補強として企図されたことが分かります。そして、ソ連を通じて中国をコントロールしようとした。
しかし、中国(毛沢東)は、まったくソ連と金貸しの誘導には乗らなかった。ソ連の背後も見極めていたのではないか?

★その後のとう小平は?
金貸しは、社会主義の実験の行き詰まりから、中国共産党を民主化運動で倒そうとした。しかし、右派(走資派)とみられていたとう小平は、体制が脅かされると民主化運動を弾圧した。

このようにソ連の指導者が金貸しに脅され、暗殺されて来たのに対して、中国の指導者は、金貸しを利用しながら、一貫して独自路線を保っている。(何らかの諜報機関・結社?のバックアップも考えられる。)
これは金貸しに誘導・利用されるばかりの日本の中枢と比べると際立った違いがあります。

参考:『国難の正体』馬淵睦夫著
   『中国の歴史』東京美術
 
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