環境破壊
294750 2020年前後の首都圏直下型地震への備えを急げ(『地震の癖』著者からの提言)
 
松井英仁 ( 40代 静岡 建築設計 ) 14/09/02 AM00 【印刷用へ
るいネットで以前紹介された地震発生のメカニズム「熱移送説」(248043)。
熱移送説を唱えている角田史雄・埼玉大学名誉教授が、2020年前後、首都圏直下型地震の可能性に言及・警鐘されています。

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リンク)より
「2020年前後に首都圏南部で直下型地震が起きる可能性があるよ」──。角田史雄埼玉大学名誉教授が電話口でこう切り出したのは(2014年)2月中旬のことだった。

東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)以降、地震学者などが地震予知情報を乱発する中で、「またか」と思われるかもしれない。だが、角田氏は東日本大震災直後に「富士山付近で余震が起きるかもしれない」と語っていた人物であり(3月15日夜、静岡県東部で地震が発生、富士宮市で震度6を記録した)、筆者は「角田氏だけは別だ」と確信している。

★角田氏はなぜ今、2020年前後に首都圏南部で直下型地震が起きると予測するのか。

首都圏南部では「地震の癖」で30〜50年間隔でM6〜7クラスの地震が起きている(北伊豆地震(1930年、M7.0)、中伊豆地震(1980年、M6.7)。地下の熱移送は、一定の速度(1年で約100キロメートル)で周期的に繰り返されるという「癖」を持っているという。角田氏はこれに基づき複数の「予想線」をつくっている。

その中で、今、最も注目しているのは、2013年11月の小笠原諸島・西之島の大規模な噴火だ。ここでの熱エネルギーは新火山島を造るほど大きかったため、予想線を描いてみると、熱エネルギーの北上速度が同じなら、2020年前後に伊豆地方に達する計算となる(「西之島西側の排他的経済水域が数平方キロメートル広がった」と無邪気に喜んでいる場合ではなさそうだ)。

その際、角田氏が恐れているのは、阪神・淡路大震災の二の舞いである。日本の地震防災は横揺れには強いものの、縦揺れの対策が遅れているからだ。

首都圏南部は阪神・淡路地域と似た地盤でできており、地震の震源が浅いという共通点がある。阪神高速道路は砂などが埋まった化石谷の上に建てられていたために直下型地震特有の「ドスン揺れ」でもろくも倒壊してしまったが、相模地域を通る東名高速道路や東海道新幹線の備えは大丈夫だろうか。

プレートテクトニクス説を常識として無批判に受け止めるのではなく、地震予知に資する学説をプラグマチックに追い求める姿勢が大切である。

紙面の関係上ここでは詳述できないが、電気通信大学の早川正士名誉教授は、電離層の乱れを地震の前兆として捉え、1週間前にM5以上の地震の発生場所とその規模を予測するサービスを開始している(筆者は2年以上予測と結果を見ているが、的中率は50%前後である)。

深刻な少子高齢化が進む中で東京オリンピックを成功させるためには、今こそ日本人の底力が試されている。そのためにも地震の被害を少しでも減らせる方策を、日本人全員で模索し、実行することが不可欠ではないだろうか。
 
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