宇宙・地球
293092 ケルブランの唱える元素転換理論の概要(その1)〜複合的な代謝作用をそなえた生体組織はプラスとマイナスのエントロピーが共存する開放系システム〜
 
末廣大地 ( 34 会社員 ) 14/08/03 AM00 【印刷用へ
ケルブランの唱える、元素転換理論の概要をわかりやすくまとめているサイトを見つけたので紹介します。
ケルブランは、複合的な代謝作用をそなえた生体組織はプラスとマイナスのエントロピーが共存する開放系システムと捉え、元素転換が生じる環境が整っていると考えました。

以下「Frittage (フリタージュ)」(リンク)より引用します

■ ■ ■

 ケルヴランの元素転換理論は最初から完成されたものとして提示されていたわけではなく、動植物や微生物において観察された生物学的元素転換の現象を取りまとめた作業仮説が基盤となっている。しかしその作用プロセスには不明な点も多く、またケルヴラン自身も古典的な原子物理学の知識しかなかったために、当初その仮説には大きな含みが残された。
 そのため初期の著作は物理的根拠もなく原子の積木遊びをしているような印象を与え、また実験的な証拠を伴わない仮説の展開が非難の対象ともされたのである。
 こうした事からケルヴランは、後に知友となる理論物理学者のボーリガーから最新の物理理論を学びとり、みずからの作業仮説を現代物理学の概念に整合化させようと努力を重ねていったのである。
 齢六十を越えてからのこうした努力は並大抵のものではなかっただろうが、最終的に試みられたその量子論的解釈は、結局のところ時代の評価を得ることはできなかった。
 はたして生物学的元素転換とは恣意的な誇大妄想であり、三十年近くに及ぶケルヴランの研究はまったく無意味だったのだろうか。
 その答えを探るべく、われわれはいま一度ケルヴランその人の所説を再確認してみることにしよう。

■神秘を司るもの
 ケルヴランが生物学的元素転換の実例として上げた現象は、種子の発芽や動植物の代謝作用、甲殻類の脱皮など多岐にわたるが、これらに共通して言えることは、通常の生体活動よりもエネルギーが必要とされる「成長の節目」ともいえる局面で特によく観察されるということである。雲母しか与えられなかった雌鶏が固い殻の卵を産むようになったというケースもその特徴をよく表わしている。
 また一酸化炭素中毒のケースは少し特殊だが、サハラ砂漠の油田労働者の代謝作用のケースにも見られるように、極端な環境条件にさらされた生体の特殊な反応としても元素転換は生じうるようである。
 言うなれば、生命がその内外の環境条件に連動しつつ次のステップに進もうとするときに、化学的な代謝作用のエネルギーでは追いつかない状況に陥ることがある。こうした場合にしかるべき条件さえ整えば必要とされる元素転換が生じ、生命はみずからの新しい段階へと進むことができるようになるのである。
 また熱力学の概念にエントロピーというものがあるが、複合的な代謝作用をそなえた生体組織はプラスとマイナスのエントロピーが共存する特殊な開放系システムとも考えられる。こうした特徴が元素転換の生じる環境としての役割を果たしていることをケルヴランは強調している。
 それでは、このような生命の神秘を司る元素転換とは一体どのようなメカニズムで生じているのだろうか。これについてさらに彼の主張を検討してみることにしよう。

−その2に続く−
 
  List
  この記事は 292383 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_293092
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
302555 腸内細菌による元素転換か?〜ヒト排せつ物は宝の山?=金、銀、プラチナ含む〜 紺碧空 15/03/30 AM02
293093 ケルブランの唱える、元素転換理論の概要(その2)〜放射性元素であるアルファ粒子は、原子核の最小単位〜 末廣大地 14/08/03 AM00

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、45年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp