近代科学を切開する
292829 佐野博士 「その2:現代熱力学・電気力学の誤りを正す」
 
岸良造 ( 61 香川 技術者 ) 14/07/27 AM00 【印刷用へ
その2
リンク)より
__________________________
第2章:熱とは何か?温度とは何か?現代熱力学の誤りを正す。

熱とは元々方向性を持ったエネルギーが細分化しそれぞれ違った方向に向けられ、総体として方向性を失った形態のエネルギーの事であり、実際の物質世界においては電子が振動すると電磁波を発するその仕組みにより、初めの方向性を持ったエネルギーの衝突の衝撃が電子を約3万ギガ・ヘルツの振動数で振動させあらゆる方向の赤外線、つまり総体として方向性を失った赤外線エネルギーへと変換されたものが熱エネルギーである。

温度とは秩序レベル(方向性、構造)が高い物は低温であり、秩序レベルが低い物(構造が崩壊し、方向性を失った物)は高温である。よって、構造が崩壊する、またはエネルギーの方向性が失われる、又は方向性を失った形態のエネルギーである熱エネルギーがやって来る、または発生すると温度が上がる。

そして方向性を持ったエネルギーが方向性を失った熱エネルギーへと変換される過程はエントロピー増大過程である。自然の過程の中に時間の進むに連れてこの方向性を失った熱エネルギーへの変換過程=エントロピー増大過程が有る事は否定できないが、ニュートンの動的作用反作用の法則F1 * v1 = - F2 * v2に見られるように、エントロピー増大が全てではない。

よって宇宙の外面、内面に向かったフラクタル分割の過程の結果、高度に秩序だった構造を持つに至った原子核が極低温である事実とそのスミルノフ学派による論証が、この熱・温度の定義と矛盾無く相符合する(ところが「正統派」現代量子核物理学と素粒子論は、原子核内をフェルミ統計、ボーズ統計のように方向性の無い混沌とした世界としており、上記熱・温度の定義より、原子核内が極高温であると導かれる事となり、現実の極低温と大きく矛盾する)。

具体的に気体の熱力学を古典に立ち戻って考察して見よう。
ボイル・シャルルの法則
p * V = R * T (pは気圧、Vは体積、Rは気体定数、Tは絶対温度)
左辺は体積Vを断面積Sと長さXの積と考えると、p * S = F力となり、F * Xは方向性を持った仕事=方向性を持ったエネルギーである事が分かる。ところが右辺は方向性を失った温度、言い換えると方向性を失った熱エネルギーとなってしまっている。

熱エネルギーとは方向性を失っているために最も利用価値の少ない、「つまらない」エネルギーである。
しかしこの「つまらない」エネルギーも、その熱により湯を沸かし或る噴出孔から方向性を以って噴射されるとタービンを回す運動エネルギーに変換できる事が近世の産業革命の口火となった蒸気機関の発明である。この過程を物理学的に厳密に見ると、噴出孔から方向性を以って勢いよく(速度v1で)噴射される水蒸気はタービンの羽に当たる瞬間、速度(v2)へと大きく減じる過程で F1 * v1 = - F2 * v2の|v1|>|v2|だから|F1|<|F2|つまりエネルギーの集中=エントロピー減少が起こっているから、方向性を持ったエネルギー=運動エネルギーへの変換が可能となっている事がわかる。それでも噴出孔から勢いよく(速度v1で)噴射される水蒸気が或る方向性に纏められる過程で相当なエネルギーのロスが生じる。つまりエントロピー増大で熱エネルギーとなり、その相当部分がロスされた残りがエントロピー減少で運動エネルギーになるだけだから、熱エネルギーは「つまらない」エネルギーと言ったわけです。

電気エネルギーは方向性を以ってモーターに運動エネルギーを与え駆動するという点では熱エネルギーよりはエントロピーが低い(より秩序立ったエネルギー)ですが[ですから電気エネルギーをよりエントロピー・レベルの高い{=秩序レベルの低い}暖房や加熱用器具に使う事はエントロピー上のロス、言い換えれば作業面で相当無駄な事をしている]、他方に於いて電気エネルギーは磁気エネルギーよりエントロピー・レベルが高い(=秩序がより下落した)エネルギーです。それは電荷は正のエネルギーにより作られた物であるためで、電荷が集中する場所は温度が高くなる。また磁気冷却に対応させて、或る空間に掛かっている電場を突如消しても、その空間の電気冷却は起こらない。つまり秩序、方向性の生起や質量・エネルギーの集中・構造化が起こらないから温度低下が起こらない。

磁気冷却について考察しよう。S単極磁石が終結する場所は温度が極低温に下がっていく。又、双極電磁石で磁場(方向性を持った負のエネルギーを持った磁荷の流れ)を作っておいた空間の温度はその磁場を消した瞬間に低くなる。それはその空間に嘗て単極磁石が有った記憶を基に、時間を遡らせるからである。ディラックが言った「真空とは電子・陽電子対の海」との言を、もっと正確に述べなおすと「真空とはS極単極磁石・N極単極磁石がエーテル繊維となって隠れている海」、となる。太く長い糸の形をした磁力線が一点のS極単極磁石に集中し真空中に隠れる(秩序の構造化・高度化)から磁気冷却により温度が低くなるのである。

電荷とは単極磁石が正のエネルギーを使って創り出した物であり、磁荷とは単極磁石が負のエネルギーを使って創り出した物である。電場とは電荷の流れであって電子の流れではない。磁場とは磁荷の流れであって単極磁石の流れではない。これ等は動きの有る流れであるために、その上流・下流の間に電気の場合にはプラス・マイナス、磁気(双極磁石)の場合にはN・Sの区別立てが生じ、動きの有る流れであるためにプラス同士、マイナス同士、N同士、S同士の間に斥力が働く。

その3へ
 
  List
  この記事は 292790 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_292829
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
305378 熱力学第二法則に抗する生命活動と生物進化  本田真吾 15/06/28 PM06
292830 佐野博士 「その3:磁気力学の新理論(負の質量と単極磁石)」 岸良造 14/07/27 AM00

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、45年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp