宇宙・地球
292384 ケルブランの生物学的元素転換「アルカリ・ループ」の実証例
 
麻丘東出 ( 53 兵庫 環境コンサルタント ) 14/07/14 PM11 【印刷用へ
292383 のケルブラン「生物学的元素転換」の研究・実証の一部を紹介します。

以下、リンクより引用。
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2008/3/4 <ケルヴランの「生物学的元素転換」 No.6>
「生物学的元素転換」(ルイ・ケルヴラン著、高下一徹訳、朔明社)の第6章「研究された主な元素転換」(p.60〜p.73)を簡単にまとめる。

 サハラ砂漠における油田労働者の労働条件のケルヴラン自身の観察。酷暑の中で汗中のカリウムの非常な増加と、海塩の摂取量の増加を見て、太陽のもとで労働者が受ける熱の収支の大きなアンバランスとNa->Kへの元素転換との関連を指摘する。

 Na + O=K (アルカリ・ループを参照)

副腎傷害をもつ人は、なにも投与されなくても大量のカリウムを排出するが、それがどこから来たのかいまだ理解されていない。
 元素転換を引き起こしている物質はアルドステロンだということがわかってきた。初期の熱中症の場合など、脳下垂体によりアルドステロンの生産が加速されナトリウムをカリウムに転換する。
人の体温調節と元素転換が関係している。
NaとKのつながりは多くの形で存在する。イグアナの鼻の腺は、Na->Kの元素転換を行っており、体内熱調節器官の役割もはたす。

 テンチ(コイの一種)を用いたジュリアンらの実験。
塩水に入れる前と後の血液の組成を調べた結果、塩水に入れた後ではNaの増加はわずかだが、Kが大きく増加した。

 カリウムの代謝作用は生物学者の関心事である。ウォトンは、カリウムの非常に少ない食餌療法を行っても数週間にわたってカリウムは腎臓から分泌され続けたことを報告。

 ドルトムント生理学研究所所長のレーマンは、温度39℃、湿度60%の環境で3時間労働した人の尿はナトリウムに比べカリウムが3倍増加したことを確認。「排泄されたカリウムの量は吸収された量を示すものではない。」と述べた。


 サハラ砂漠で行われた人のマグネシウムの収支を調べた調査結果と考察。
長期にわたる調査(4ヶ月間と8ヶ月間の2回)の結果、マグネシウムの摂取量と排泄量に大きなアンバランスが生じていた。この結果は、

 Na + H=Mg を証明するものであった。(アルカリ・ループ参照)

これらの実験から、高い温度での労働条件では生体によりマグネシウムが製造されていることがわかる。
Na + H=Mgである。逆に、低い温度では Mg - H=Naという逆反応が必要となるため、生体はMgを必要とする。

 また鉱物のNaとKとMgの組成と、微生物による元素転換の関係が詳細に述べられる。
各鉱床における元素組成の差異は、Na + H=Mg や Na + O=K やCa - O=Mgなどのバクテリア等が行う元素転換が関係している。


 石灰岩の壁に硝石(K化合物)が生じる現象の存在は長く知られていた。ケルヴランの家の壁でも同様の現象を確認している。何度削り取っても絶え間なく硝石が再生してくる。

Ca - H=K である。(アルカリ・ループ参照) 

これは、雌鶏がカルシウムがなくても珪酸カリウムを含む雲母を食べ続けるだけで、石灰質の殻をもつ卵を産む反応(K + H=Ca)の逆反応を示している。
この雌鶏におけるK->Caの40日間にわたる検証実験も報告。それはK->Caを実証するものであった。

 植物も、元素転換によりMgを生み出している。Mgは植物には必須の元素である(葉緑素分子はMgを含む)。Mgが消耗された土壌で、Mgを含まない肥料を与えた場合でも植物は大量のMgを生み出す。


 甲殻類の殻の形成にまつわる謎について言及。
従来のあいまいな解釈ではなく、海水中に含まれるマグネシウムがカルシウムへ変わることで殻が形成されると主張。
ロスコフの海洋生物学研究所では「全ての石灰分が沈殿によって除去された海水のタンクにザリガニが入れられていた。それでもやはりその殻は形成されたのである。」

昔から議論されてきた卵と雛の問題。
殻を突き破ってきた雛に丈夫な骨格がある。その骨格には卵黄と卵白にある石灰分の4倍の石灰分が含まれている。
「この石灰分は殻に由来する」とする従来説のおかしさを指摘。

まだまだ興味深い記述があるが、この辺にしておく。
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