次代の活力源は?
291855 高齢者が中心になり、地域に応える形で学童保育を実践
 
COLA ( 会社員 ) 14/06/29 PM06 【印刷用へ
まだまだ働ける、そして意思のある高齢者と、核家族化の進行(→共働き世帯の増加)からの保育や学童預かり需要の増加。

高齢者たちが保育や学童を担って行くことが地域共同体の再生につながるのではないか?そういった問題意識で調べたところ、ボランティアで運営されている事例ではあるが、熊本県宇城市不知火町の学童保育が面白い。

地元の保育園の学童保育が廃止になったことをきっかけにして、高齢者が中心(75%)になって、小学校の空き教室を利用する形でスタート。

一日3〜6人の当番制でシフトを組みながら(高齢者達も仲間と取り組むことで活力が上がりそう)、習字やパソコン、そろばんや読み聞かせなどの講座を展開して、子ども達に将来に渡って使える教育を行っている。

そして、最近では「論語の読み聞かせ」も始めており、高齢者と共に声を合わせて読んで行くなど、言語能力の鍛錬に直結しそうな課題も組み込まれており、注目されている。

ボランティアに留まらず、事業化まで実現できれば、より社会的な広がりを生みそうな可能性を感じる。

----------
●内閣府HPより

> 熊本県宇城市不知火町にある地元の保育園の学童保育は、平成19年で廃止されることとなりました。
 このことを受け、小学校低学児童の放課後の安全安心を確保するため、場所は小学校の空き教室を利用して、PTA会長をはじめとした保護者、当時の校長先生や地域の高齢者の協力を得て、放課後子ども教室を立ち上げました。高齢者のさまざまな経験と知識をいかして、長年地域に住み続け地域をこよなく愛する住民の地域力の現れです。

>平成20年4月より、月曜日から金曜日の午後3時から午後5時まで、地域の協力員が当番制で、1日に少ないときで3人、多い時は6人で次のような活動を展開しています。
月曜日:「習字」…道具の並べ方から級習得を目標に基本練習をします。
火曜日:「パソコン」…ローマ字入力、文章作成、表計算、電子メールの技術を身に付けます。
水曜日:「そろばん」…指の使い方から級習得を目標に基本練習をします。希望者は低学年に限らず全学年を対象としています。
木曜日:「読み聞かせ」…大人や児童による読み聞かせを行います。また、紙芝居も行っています。
金曜日:「体験」…季節の体験、地域探訪、昔遊び、折り紙などを実施しています。
 年間約180日に及ぶ活動が展開されています(夏休み、冬休み、春休みの活動は休みです)。



●宇治市生涯学習課のブログより
リンク

>9月26日、松合小学校で「放課後子ども教室」が開かれ、そろばんの授業を行いました。同小学校では、毎日放課後に教室を開き、学年の枠を超えて学習や、季節の行事など曜日ごとに違った活動を行っています。この取り組みは、もともとあった学童保育が閉鎖されたことで、共働きの保護者などから要望や働きかけがあったことがきっかけとなり、平成20年から始められました。全学年が練習しているそろばんは、続けていくことで集中力と計算力をつける目的でスタート。


 この放課後子ども教室の講師は全て地元の人がボランティアで協力しており、中でもこの取り組みが始まった当初から関わっているベテラン先生に中村昭也さん(81)がいます。中村さんは、そろばんを使って50年ほど松合の漁業組合の勘定方として活躍しました。しかし数年前に病気で倒れ、入院。そのまま引退が心配されましたが、「子どもが大好き。また子どもたちと一緒にそろばんをしたい」という中村さんの思いから再び講師として活動を再開しました
 
  List
  この記事は 291750 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_291855
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
子育て支援に高齢者活躍4〜習い事塾として高齢者活用 「感謝の心を育むには」 16/12/28 PM07
292143 共育で地域の未来を拓く 〜地域と学校の草の根運動〜 中山久美子 14/07/07 PM10
292042 高齢者急増中なのに…なぜか会員減る老人クラブ(YOMIURI ONLINEより) 向芳孝 14/07/05 AM09
291992 高齢者事業としての学童保育の可能性(大阪市内の場合) 天心 14/07/03 PM08

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp