私権原理から共認原理への大転換
291481 あなたが極度に失敗を恐れる体質になったのは、学校が悪い。長い教育を受けても、もう激変する世の中では何の役にも立たない。
 
岡本誠 ( 61 兵庫 経営管理 ) 14/06/19 PM09 【印刷用へ
表題の記事を、DARKNESSブログリンクより紹介します。

――――――――(以下、引用)―――――――――
あなたは、間違えることや失敗することに恐怖を感じているとしたら、それは自分の性格である前に、日本の教育に従順だったからだと言えるかもしれない。
日本の教育は、間違うと罰してきたからだ。
(略)

●そんな人間になるように、仕立て上げられてきた

その結果、どうなるのか。その結果、日本人は間違いや失敗を極度に避ける人間だらけになってしまった。

自分が意識していなくても、長い教育の成果で、無意識に間違いと失敗から逃れようと必死になる。そこから逃れられないと、精神的に病んでしまうほどになっていく。

そこで、失敗や間違いをしないで済むように、多くの日本人が無意識に次の10点を人生に取り入れるようになっていった。

(1)自発的な行動をしない。
(2)自分では何も考えない。
(3)自分の意見をあえて持たない。
(4)何も言わない。
(5)新しいことは提案しない。
(6)新しいことをしない。
(7)マニュアル通りにする。
(8)間違っていても上司に従う。
(9)まわりと同じ行動をする。
(10)自分が責任者にならない。

つまり、自分の存在を消して群衆に紛れ込み、まわりと同じように行動することによって、間違いと失敗を最大限に減らそうとしたのである。
(略)

●企業はロボットの歯車のような人間を求めた

では、教育界は教育に失敗したのか。いや、そうではない。実は、成功している。

なぜなら、今までの日本社会・日本企業が求めていたのが、まさに言われた通りに何かをするロボットのような人間だったからだ。
(略)
ところが、グローバル化とインターネット化の時代になって、社会の環境は激変してしまった。

年功序列や終身雇用は吹き飛んでしまい、他人の指示を口を開けて待っているだけのマニュアル人間は、そのままリストラされるという時代になってしまった。

才能を示し、頭角を現し、新しい挑戦ができる人間でないと、生き残れなくなってしまった。

●失敗と間違いを恐れる体質を克服すべき時代に

ロボットのようになるように教育されて世の中に出たら、ロボットのような人間は低賃金の単純労働者にしかなれない世の中になっていた。

これは、長い教育を受けても、もう激変する世の中では何の役にも立たなくなったということを意味する。

教育を受けて、社会に出たら、自分が社会に通用しない不良品だったということになるのだから、これは学生たちにとっては衝撃的なことである。

黙って従っても、自分の将来が保障されないのであれば、いったい誰が愚かな上司に従うというのだろうか。

さしずめ、もうカメレオンのように自分の存在を消して生きる人生ではもう乗り切れないことを自覚し、自分の持てる能力を自分自身で伸ばして行かなければならない。

それは、誰にとっても新しい挑戦になる。長い人生をサバイバルするための挑戦である。

問題は、新しい挑戦をして成果を出すためには、それまでに数多くの失敗と間違いを執拗なまでに繰り返す必要があるということだ。そうやって、失敗と間違いを犯すことに対する恐怖心を消さなければならない。

新しいことをして、すぐに成果が出るわけではない。大量の失敗と間違いを繰り返してそれは身についていく。日本人は極度に失敗と間違いを恐れる体質になっているが、それを克服しなければならないのである。

そういった意味で、これからは今までのように間違いと失敗を恐れて何もしない人間よりも、間違いと失敗を何百回も繰り返しても恐怖心を感じない人間の方が生き残る可能性が高い。

「寄らば大樹の陰」のように、何か大きなものに頼ろうとする人生では失敗を避け、間違いを回避する生き方でやっていけたが、もはや大樹がないのだから、自分で死にもの狂いで生きるしかないのだ。

そのためにも、失敗を恐れる体質はすっぱりと捨てなければ未来はない。失敗と間違いの経験が、サバイバルの知恵となっていくのだ。
――――――――(引用おわり)―――――――――
 
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