素人による創造
290824 発想力や仮設は、数寄心(心)と知識(頭)の連動によって生まれる。
 
岸良造 ( 61 香川 技術者 ) 14/06/01 AM08 【印刷用へ
多くの人は情報を数多く集めるのだが、新たな発想や仮設がなかなか思い浮かばない経験があると思います。
その事に関して論考した記事が有りましたので紹介します。
『発想力や仮設は、「ワクワクする心≒追求力(考え抜く)の源泉」と数多くの知識(経験)の構造化よって生まれる。言葉を変えると頭と心の連動によって生まれる。』

DESIGN IT! w/LOVE 発想力を高めるための数寄index化リンクより抜粋しました。
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(前略) 
 自分自身の心が外界の刺激に対してどんな動きをするかということについて探求することは、このとてつもないスピードで情報が行き交い、イノベーションの進行で刻々と状況が変化し続ける世界において、意味のあることを成す上では何より大事なことだと最近ものすごく強く感じています。
・・・・

【頭と心を連動しやすくしておくために】
新しい物事を発想したり、その実現のために活動したりするためには、結局、そのための素材が必要です。

新しい物事とはいえ、ゼロから何かが生み出せるわけではありません。
すべての物事は既存の物事をリソースとして生まれます。

だから、新しい物事を生み出すために、どれだけのリソースを保管してあり、かつ、それをいつでも自由に利用可能にしているか?は重要になってきます。

このときのポイントはいうまでもなく「いつでも自由に利用可能に」という点です。
つまり、リソースをただ単に集めてプールしておくだと意味はないわけです。

多くの人が情報収集やネットワークづくるにおいて間違いがちなのは、ここでしょう。
情報にせよ、つながりにせよ、集めておいただけでは、いつでも自由に使えるようにはならなくて、集めた情報をどうindex化して利用可能な状態にしておけるか?がキーとなります。

この「いつでも自由な利用可能性」につながるindex化という作業において、重要になるのが、自分自身の心の動きを把握しておくことなんですね。
つまり、頭(情報)と心の動き(index)を連動しやすくすることが、結局、本当の意味で、自分の引き出しを増やす上では欠かせないことだと思うのです。

▲僕自身は、人工的なものよりも、自然生成的なものに惹かれることが多い
好みを捨てて客観的になることなど、してはいけない
繰り返しになりますが、発想力って結局は素材力だと思うんです。

発想のために使える素材をどれだけ自分のなかに持っていて、どれだけそれを自由に使える状態にできているかということに関わると思っています。量的にも質的にもよい形でアイデアを出すためには、情報素材の引き出しが鍵ということです。

そうなってくると、発想力を高めるためには、まず素材収集力が大事で、さらにさらに、それを可能にするためには観察力とかリサーチ力が重要なんだよねという話に思えてきます。
使える素材を集める目利きの力、そして、集めたそれらをどう扱えるようにするか?

だから、単純に、普段から情報収集をしていればよいということではないと思うんです。
情報を必要なときに自由に使えるようにするためには、自分のなかにそれぞれの情報をしっかり位置づけておく必要があるからです。
そういう意味での目利きの力が必要です。

「妙喜庵の待庵のつくりには、すべてを捨てきった丿貫とはちがう、捨ててなお捨てきれぬものを残しえた利休の優位を感じる。二畳台目、室床、躙口、天井、いずれにも覚悟も作文もあった。逆にいうなら丿貫には「好み」が欠けていたということなのである。」
松岡正剛『日本数奇』

「好み」を捨てた客観性というのは、実は実用的な知にはならない。
そんなことを上の松岡正剛さんの千利休と丿貫の比較を読んで感じます。
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3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
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9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
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