生命原理・自然の摂理
290194 腸内細菌の役割について解明されてきたこと
 
村田頼哉 ( 42 高知 企画 ) 14/05/13 PM10 【印刷用へ
腸は「第二の脳」と言われるように、神経伝達物質「セロトニン」の95%が生成されていることや腸内の悪玉菌がつくる毒素によって老化が進むこと、腸内細菌のバランスを回復することによって免疫増強作用・発ガン抑制作用・コレステロール抑制作用等があるなどが挙げられます。

〜・以下、「免疫と腸内細菌(リンク)」より引用・〜

■免疫に大きく貢献する腸内細菌
人の腸に有害な異物が入ってきたとわかると、T細胞とマクロファージ(貪食細胞と呼ばれ、異物を取り込んで消化しほかの免疫細胞に異物の特徴などを知らせる役割を担っています)の働きでB細胞が増殖しIgA抗体産生細胞に分化し「IgA抗体」を産生します。

IgA抗体とは病原菌やウイルスを攻撃したり病原菌がつくりだす毒素を無毒化するタンパク質のことです。つまりIgA抗体の産生が活発に行われれば体はかなりの安全性が約束されるというわけです。

ここで注目されるのが乳酸菌などの働きです。乳酸菌のある株にはIgA抗体の産生を活発にする作用があるのです。異物を取り込むマクロファージは乳酸菌もまた異物として取り込み、同時に取り込まれた病原体に対するIgA抗体の産生を促します。

このとき乳酸菌自身に対するIgA抗体はつくられないので乳酸菌を攻撃することはありません。乳酸菌を常に摂取していると、摂取していないときに比べて、病原菌を攻撃するIgA抗体の産生量がずっと多くなることが解かってきました。

■腸内細菌と免疫・アレルギーの密接な関係
最近になり、腸内細菌が免疫系におよぼす影響について多くのことが明らかになってきました。たとえば腸内細菌の生息しない無菌マウスでは、IgAの産生が低く、同様に無菌マウスでは経口免疫寛容が誘導されません。すなわち腸内細菌は、このような腸内免疫系の重要な2つ(IgAの産生、免疫寛容)の特徴的な機能になくてはならないのです。

さらに、免疫遺伝子の個人のタイプ(主要組織適合性複合体(MHC))と腸内細菌のタイプが関係する。そして逆に、腸内細菌のタイプが特定のタイプの抗体産生に影響を与えるといわれている。
 
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