恋愛って、何?結婚って、何?
289433 恋愛の根底には不倫があり結婚とは別物だった〜フランス:恋愛の起源
 
澤根和治 ( 45 山形 設計 ) 14/04/19 AM01 【印刷用へ
>恋愛至上主義ゆえに結婚制度が壊れ、家族が消失する289362

フランスの恋愛の起源を調べてみると、元々は結婚が目的ではなかった。恋愛観念は元々結婚に繋がる認識ではないということを示していると思います。

フランス 恋愛の歴史
京都産業大学文化学部国際文化学科 中村未知穂
リンク
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(前略)

・フランス的恋愛の歴史

現在のフランス文化の象徴は、17世紀から18世紀にかけての宮廷社会から生まれた。その宮廷文化はルイ14世の時代に花開き、基本に位置していたのが「恋愛」であった。宮廷では、恋愛は日常茶飯事であり、大きな要素として公認されていた。この文化をリードしていたのが既婚の貴婦人たちである。彼女たちは、地方の領地に夫を残して宮廷近くに館を構え、夫以外の貴族男性と恋に落ちていった。

この恋愛のルーツは、さらに500年前の12世紀にさかのぼる。ヨーロッパにおいて、「恋愛は12世紀の発明(発見)」といわれる。キリスト教の道徳観の支配下の元で、恋愛感情は野蛮なものとされていた時代、その時代に恋愛を歌い上げる“トゥルバドゥール”と呼ばれる叙情詩人たちが登場した。彼らは、恋愛を価値ある新しいものという概念を仕立て上げた。彼らの詩のテーマは、「まことの愛」(フィナモール。純粋な愛。誠実な愛。)であり、騎士が貴婦人にささげる女性崇拝の愛だった。しかし、これらの愛は報われることはない。なぜなら、騎士の愛の対象は身分の高い既婚の貴婦人だったからである。

このような恋愛は、“騎士道恋愛”(宮廷風恋愛)と名づけられた。恋愛は、騎士にとって自分に試練を課し、精神を高めていく行為だった。彼らの関係は、主人と下僕であり、恋のために命を投げ出す純粋さを持つことが美徳であるとされた。この愛に対する見返りは、女性から与えられる何らかの好意的な表現であり、それらは騎士に勇気を与える。

この騎士道恋愛が西欧的恋愛の原型である。つまり、「不倫」が根底にあり結婚とは別物というわけだ。このような恋愛の基本型は、「女1人に男複数」である。

12世紀以後、この恋愛は発展していく。(17世紀から18世紀にかけてのブルボン王朝時代のことだ)

騎士道恋愛の伝統は、精神性を重視したプラトニックな傾向や悲劇性が失われ、恋愛を楽しむゲームの雰囲気が加わった。この時代の恋愛を象徴する言葉として、“ギャラントリー”(優雅な趣味的恋愛)である。女性は手の届かない存在ではなくなり、多くは「情事」となっていく。しかし、基本型は夫のある貴婦人に男性が愛をささげる三角関係である。

(以降略)
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(引用以上)
 
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