市場の支配構造
289039 近代市場社会の起点=十字軍遠征も金貸しのウソで始まった1
 
山澤貴志 ( 49 鹿児島 ITコンサル ) 14/04/07 AM00 【印刷用へ
英国諜報部の元政治科学将校だったジョン・コールマン博士は、「聖ヨハネ騎士団は後に英国諜報部の一部門となり、今日もそうである」 (「神殿の丘の陰謀」)と指摘しており、現在の諜報機関はイエズス会からさらに十字軍遠征開始時の騎士団の歴史にまで遡る。

以下の記事によると、ヴェニス人が東方貿易の競争相手を破滅させようとして始まったのが十字軍遠征であり、騎士団は彼らヴェニスの黒い貴族たちとゲルフ家(英王室ウィンザー家)たちが交易拡大のために作り出した略奪集団であった。

そして彼ら金貸しによって仕組まれた「イスラム教徒は残虐」というでっちあげから十字軍遠征は始まったのであった。(そもそもイスラム教徒は聖地を同じくするキリスト教徒に対して寛容であったというのが事実。)

今も続く、「イスラム教徒とキリスト教徒の宗教戦争」は一神教同士はいがみあうのが必然といったような理屈で説明されるが、これは大嘘であった。

近代市場社会が十字軍遠征に起源を持つことは、これまでの追求からも明らかだが、223244 近代市場社会はそのはじめから金貸しのウソで始まった、壮大なダマシであるということである。

以下、歴史情報研究所 「開戦工作」シリーズから抜粋
(タイトルは引用者にて修正した)
リンク
リンク 
リンク
リンク

************************

●ヴェニス人が東方貿易の競争相手を破滅させようとして始まったのが十字軍遠征

 十字軍のことを調べ始めて強く印象づけられたことがあります。それは、聖戦という触れ込みにもかかわらず、商業的利益が大きな役割を演じていたということです。ヴェニスが突然なんども繰り返し現われるのです。

 十字軍がエルサレムを占領してエルサレム王国(1099〜1291)が建設されると、さまざまな騎士団がエルサレムに拠点を構えました。

  聖都エルサレムへの悔悛の巡礼として始めた8度におよぶ十字軍は、商業的利益をもたらす権益の争奪戦へとすぐに変質していきました。ヴェニスの黒い貴族と ゲルフ家(英王室ウィンザー家の旧称)が、ヴェニスの商業的な地位を拡大する口実として敬虔なキリスト教徒を利用しながら、交易の先頭に立っていったので す。

 彼らはアフリカの沿岸都市を攻略し、西地中海の支配権を獲得しました。ヴェニス人は、教皇を説き伏せてコンスタンチノープルに「聖戦」を発動するという暴挙までしましたが、これなどは、すべての戦争が経済活動と密接に連動していることを示す古典的な例と言えるでしょう。

 現在、9・11事件をきっかけにアフガンとイラクで戦争が行なわれています。前者はパイプラインの敷設とヘロイン獲得が主目的で、後者は石油権益の獲得が主目的と言われていますが、当時のヴェニス人は東方貿易の競争相手を破滅させようと決意していたのです。

●十字軍の主目的はヴェニスの権力たちの金儲け

  第1回十字軍では、ゴドフロア・ド・ブイヨン〔1061?〜1100、エルサレムの王(1099〜1100)〕に率いられたロレーヌ人やトゥールーズ伯レ モン〔1041/42〜1105〕に率いられたプロヴァンス人たちが辛酸をなめました。兵士として徴募された男たちは、大きな利益が得られると約束されて 十字軍に参加したのですが、実際に利益を手にしたのは、ヴェニスの黒い貴族やゲルフ家などでした。

 第2回の十字軍では、商業的利益と略奪が主目的でした。ノルマン人のシチリアのルッジェーロはギリシアの島々を奪取することによって資産を形成したと言われています。

  第三回の十字軍では、イングランド王リチャード一世〔1157〜99〕が大金と引き替えにギドリュジニャ〔1129〜94〕に売却したキプロス島を奪い返 しました。ギドリュジニャは、フランスの十字軍指揮官で、エルサレム王の娘と結婚して1186年にエルサレムの王になりましたが、翌年にはイスラムの英雄 サラディンに敗れ、捕虜になっています。

 十字軍はフランスの修道士ペトルス・アミアネシス〔1050〜1115〕の提唱によって始まり ました。彼が語るイスラム教徒の残虐&ィ語が人々の心をゆさぶり、大きな原動力になったのです。ところが、それは真っ赤な嘘だったことがわかっていま す。エルサレムへのキリスト教徒の巡礼の旅を軍隊なしではできないようにしたのは、こうした完全にでっち上げられたイスラム教徒の残虐行為なる風説にもと づくものだったのです。現在のイラク戦争が「フセイン政権が大量破壊兵器を所有している」という真っ赤な嘘に煽られて始まったように。
 
  List
  この記事は 223244 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_289039
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
【情報戦】12. 金貸しの嘘によって仕組まれた十字軍遠征 「日本を守るのに右も左もない」 14/05/20 AM00
290096 十字軍遠征はどうして始まったのか TA 14/05/11 AM00
【幕末維新の代理人15】倒幕への道〜倒幕テログループの興り〜高杉晋作も過激公家も『なりすまし』 「金貸しは、国家を相手に金を貸す」 14/04/14 AM00
289040 近代市場社会の起点=十字軍遠征も金貸しのウソで始まった2 山澤貴志 14/04/07 AM00

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp