子供の皮膚の病気を改善する食べもの、腹痛・嘔吐を改善する食べもの、せきを改善する食べもの、発熱を改善する食べものの紹介をします。
病気を改善する食べもの辞典(リンク)より
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■皮膚の病気を改善する食べものの紹介
“あせも”や“おむつかぶれ”、“湿疹”は、子供の皮膚の病気で一番多く、放っておくと悪化するので軽いうちに手当てしてあげましょう。
たとえば生後2〜3ヶ月の新生児によくみられる“かぶれ”には、「あずきの粉末」が効果的だそうです。作り方は、あずきを黒焼きにして粉末にし、ごま油を少しづつ加えながら、ねっとりするぐらいまで練ります。皮膚呼吸の妨げにならない程度に、1部分ずつ塗ってください。
化膿した“とびひ”には「にんにくドリンク」です。ニンニクには強い殺菌作用があるため、ニンニクのしぼり汁をガーゼなどに含ませて幹部に塗ると効果が出るそう。また、ニンニクをすりつぶしたものにハチミツ、日本酒を加えた「にんにくドリンク」を飲ませたり、ニンニクをアルミホイルに包んでオーブンで焼いたものを一日1〜2かけずつ食べさせてあげてもよいそうです。
“おむつかぶれ”の洗浄薬には「お茶の湿布」です。お茶の葉には強力な殺菌作用があるので、濃く出したせん茶や番茶でお尻を洗ってあげると効果が出るそう。日光浴をかねて、直接お尻に日光をあてて乾かしてあげてからおむつをあてると、より効果的だそうです。
■腹痛・嘔吐を改善する食べものの紹介
腹痛といっても原因はさまざまですが、慢性の下痢をはじめ、細菌性の下痢、食べものや薬物による中毒には、「うめ」がとても効果的だそうです。ウメの一番の特徴は、強い抗菌作用、整腸作用があるというところ。この梅肉のエキスを少量ずつ飲めば、食あたりや下痢、嘔吐、腹痛の時に効きます。また、消化の良いウメ粥にして食べさせてもいいでしょう。
それから「蒸しぎんなん」。ギンナンは子供の下痢の特効薬として知られています。ぎんなん2〜3個をいって砕き、粉末状にします。卵の殻に小さな穴をあけて中身を出し、この穴からギンナンの粉末を入れてアルミホイルで穴をふさぎ蒸したものを食べると、とてもよく効くそうです。しかし、ギンナンを生で食べては絶対ダメです。必ずオイル漬けにするか、火を通してください。子供の場合、生のギンナン5〜10個でも、呼吸困難、顔面蒼白、体温の上昇から意識不明に陥ることもあるので注意が必要です。
そして「きゅうりのハチミツかけ」は、子供の熱のある下痢に良く効くそうです。やわらかめのキュウリにハチミツをかけたものですが、あまり食べ過ぎるとおなかが冷えて逆効果になってしまうので、ほどほどに食べさせましょう。
吐きくだした時は、「セリのスープ」です。セリを細かく刻んで煮込んだスープを飲ませると、とても効果が出るそうです。ただし、セリは血を動かす作用もあるので、アレルギー体質ならやめておきましょう。同じくセリ科の香草で「ウイキョウ」も、血行を良くして身体を芯から温めてくれます。おなかが冷えて痛むときは「ウイキョウ入りのお粥」を食べさせてあげましょう。さっきまで泣いていた子供も、きっと元気になってくれるのではないでしょうか。
■せきを改善する食べものの紹介
子供のせきが出る原因は風邪、インフルエンザ、気管支炎、クループ、乳児肺炎、小児結核、小児ぜんそく、百日ぜきなどの原因が考えられます。では、何を食べればよいのでしょうか。
まず、百日ぜきには「にんじんの煎じ汁」が効くそうです。にんじん120g(小1本)とナツメ10個を湯のみ3杯(約500ml)の水で煎じたものを、1/3くらいの量になるまで煎じて飲ませてあげましょう。
それから、ぜんそくの発作予防には「なしのハチミツ蒸し」です。なしにハチミツをつめて蒸すか、フライパンで焼いて食べさせると効果が出るそうです。また、なしの搾り汁だけでも、咳止めやたんきりに効くそうです。
頑固なせきの特効薬としては、「カリンの砂糖漬け」です。子供には、甘みがあって食べやすいカリンの砂糖漬けを、毎日1切れずつ食べると一層効果が出るといことです。疲れたときにぜんそくの発作を起こしやすい子供には、予防のために常食させるとよいそうです。
子供がせきこむときは、せきに効くのどごしの良いものを食べさせ、保温と安静を心がけましょう。でも、あまりにもしつこいせきや、激しいせきが出るときは、やはり病院へ連れて行ってあげましょう。
■発熱を改善する食べものの紹介
子供は発熱しやすものなので大人と違い、多少熱があっても機嫌がよく元気なら心配する必要はないようです。しかし、本当に発熱したら病気の原因をつきとめ、それに合った対処をしてあげましょう。
風邪のひきはじめの熱を下げるには、「ハチミツ入りクズ湯」が効果的だそうです。作り方は、クズ粉大さじ5に好みの量のハチミツを加え、大さじ6の水で溶きます。それに熱湯を少しずつ入れて食べやすいかたさになるまで煉ります。食欲がなく下痢をしているなら、これに梅干し半個を加えて食べさせてあげましょう。また、梅干しの種をとって煉ったものに熱湯かうすい番茶を注ぎ、ハチミツを少し加えた「梅干し茶」も、かぜによる発熱に効くと言われます。
はしかによる熱には、「キンカンの煎じ汁」です。まず、キンカン10個を洗ってつまようじで皮を刺し、穴を数ヶ所あけます。ここがコツです!(包丁で刻みを入れてもいい)そして、水(またはヘチマ水)720mlとキンカンを鍋に入れ弱火でじっくり煮つめます。皮が軟らかくなったら氷砂糖20gを加えて煮溶かし、キンカンにつやが出たら火を消します。キンカンのエキスがよく出て、甘くておいしいですよ!子供でも喜んで飲んでくれるのではないでしょうか。キンカンにはビタミンA・Cが多く含まれているため、タンをきり、セキを鎮める作用もあり、抵抗力をつけるのにも役立つのです。ほかにも、「スイカズラの煎じ汁」も、はしかの初期の熱を下げると言われます。スイカズラの乾燥した花20gを1回量として、水400mlを半量になるまで煎じて飲むのです。
それから氷以上に熱をとると言われる、「豆腐パスタ」。パスタと言ってもスパゲティーは使いません。豆腐をフキンで包んで水けをよく搾ったものを、すり鉢ですりつぶして梅酢を少したらして、小麦粉を加えたものです。これをガーゼに1cmくらいの厚さにのばして、額に湿布してあげてください。3時間を目安にこまめに取り替えれば、熱はひいていくでしょう。
おたふくかぜには、「そば粉の湿布」です。そば粉をぬるま湯で溶き、痛む部分に貼ると、熱を下げるだけでなく痛みも和らげてくれるそうです。ただし、そばアレルギーや寒がりならやめておきましょう。
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