脳回路と駆動物質
286385 人間にも備わっている「生体磁石」
 
末廣大地 ( 34 建築士 ) 14/01/20 AM03 【印刷用へ
電磁波の生体への影響を追求する中で、生体磁石に関してまとめられた記事を見つけたので引用します。
渡り鳥や鮭といった、長距離を移動する動物だけでなく、私たち人間にも生体磁石は備わっています。
電磁波がこれらに影響を与えるかは不明ですが、総務省が主張する「生物は電磁波を感知しない。よって安全である」という理屈は、生物の体の仕組みを調べれば、調べるほど無理のある理屈に思えてきます。

以下「震の堪輿研究室」(リンク)より引用します

■ ■ ■ 以下引用

まず、ヒト以外の動物について考えてみましょう。鳥やサケ、ミツバチなどは体内にコンパスのようなモノが備わっていて、地球の磁場を感知し方角を知るということは古くから考えられていた事でした。

■生体磁石の発見
その草分け的研究が1971年にコーネル大学のウィリアム・キートン博士が行った伝書鳩による「鳩の方向感覚」の研究です。キートン博士は、太陽光、視覚記憶、そして磁気的な方向感覚という仮説をもとに長期にわたり実験を行いました。

そしてこの分野の研究が科学的に解明されようとしたきっかけの一つとして1975年に当時、マサチューセッツ工科大学の学生だったブレイクモアが海底の泥から嫌気性のバクテリア(走磁性細菌)を発見した事が挙げられると思います。その後、1979年にはこのバクテリアから「生体磁石」が見つかります。


■動物たちの生体磁石
この生体磁石は、マグネタイト、すなわち磁鉄鉱(Fe304)を脂肪酸が覆う構造をもっています。その後の研究でこの生体磁石はバクテリアのみならず、ハトや渡り鳥、サケの脳内にも存在する事がわかってきました。後にこの生体磁石はマグネトソームと呼ばれます。

この生体磁石を使って動物は方角を感知するのではないかという研究が始まったのです。魚や鳥の帰巣性に関しては地磁気と電界成分をマグネタイトで感じ、イオンの共鳴現象から地磁気を判定しているのではないかという説もありますし、ごく最近、広島大学の、原田学長が証明したものでは鳥や魚には磁性を持つ耳石が耳石器内にあり、これが地磁気を感知してナビゲーターの役割を果たすというものもあります。

この説は鳥や魚の耳石器にはほ乳類にはない第三の耳石器「壺嚢」があり、この中の耳石にある、磁性物質が地磁気の変化に応じて、壺嚢の感覚毛を刺激し、 感覚細胞を興奮させ、これが脳に伝わることによって、鳥、魚は飛ぶ方向や泳ぐ方向を判断するというもので、実際にハトでの実験が行われ壺嚢が地磁気を感じるセンサーだということが立証されています。壺嚢は魚類、鳥類、両生類にありますが、機能は分かっていません。またサケは鼻の嗅上皮の細胞が地磁気からの磁気モーメントを電気信号に変換するトランスデューサーとして機能する説や「嗅覚記憶」つまり、生まれ育った川の臭いを感知し帰巣する説もあります。

いずれにしても動物種により磁性体の存在する部位や機能が違いますが、「磁鉄鉱の磁石に基づく磁気受容器仮説」は立証されかけていて、次の段階である「結晶粒子の鎖がどうやって磁場を神経系の電気信号に変換できるのか」に向かっていることは間違いありません。


■ヒトの生体磁石
さて、人間もこの例にもれずイギリスのマンチェスター大学のロビン・ベイカー博士によって、人間の脳にも磁気器官があることが証明されています。この磁気器官は、鼻孔後側の上方にあり、脳下垂体の前にあります。

そして、頭の中央部にある松果体でも、磁場を関知することができるということが最近になって解ってきました。松果体は「第三の目」ともいわれ、光の量を測定する機能を備えています。この松果体はメラトニン、セロトニン、ドーパミンなどの神経ホルモンを生成し、脳自体の活動を調整します。また体内時計機能の維持調整を行います。朝すっきりと眼を覚ますには日光を浴びることが有効とされていますがこれは視神経から光が信号として松果体に送られ脳を覚醒させるためです。

余談になりますが時差ぼけや睡眠障害の解消にメラトニンがアメリカでは健康食品として販売されています。(日本では無認可)

さらに生体磁石であるマグネタイトが脳内にあることを1992年にカリフォルニア大学の研究チームが発見しました。脳表面の細胞に多く分布し細胞1グラムあたり500万個も存在することが解りました。
(後略)
 
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