共認心理学:現代の精神病理
285937 会話するって普通なこと、職場でも色んな話が出来るようにしたい
 
喜多雅子 ( 40代 大阪 ) 14/01/07 PM08 【印刷用へ
人間にとって当たり前のことが、当たり前にできない現代なんだと、つくづく思う。

>■ハードの異常ではない。これはソフトの問題だ
 
築山氏は、脳の偏った使い方について危惧(きぐ)している。というのも、脳が省エネ化すると、使わない脳機能が衰えていくからだ。
特に、長時間パソコンを使う仕事の人に向けて、築山氏は警鐘を鳴らしている。現在、築山氏の元に相談に来る人の半分近くが「ITエンジニア」や「パソコンを長時間使う職種の人」だという。最も多いのが20代後半から30代の男性だ。日々同じ作業を淡々とこなし、職場ではほとんど会話がないタイプが多い。彼らの多くは「これでは仕事にならないから、診てもらってきなさい」といわれてやって来る。

彼らの多くは、「最近忘れっぽくて……」と相談に来るという。しかし、こういうケースの場合、記憶力そのものには問題がない場合が多いらしい。彼らは「人の話を覚えていられない」のではなく、「そもそも人の話を聞いていない状態」なのである。

>■「メールで用件を済ます」ことによって起こる悪循環

「相談に来る人は、記憶力や聴覚については正常な場合が多いです。問題があるのは『音声認識』の部分。つまり、人の話がそもそも聞き取れていない状態なのです。ラジオの機能にまったく異常はないけれど、電源がオフになっている状態、といえばいいでしょうか。わたしは彼らにこう説明します。『ハードに異常はありません。これはソフトの問題です』と」
285539、宮谷さん)

音読は脳の活性に良いと聞いているし、小学校の宿題でも毎日音読があるくらいだ。
ただ、何となくいいんだろうなって感じだったけど、コミニュケーションをとる為に言葉を作り、会話しているのだから、会話をしない状況が長時間続くっていうのは人間の脳にとって、普通でない状況であることは容易に伺い知れる。
でも「脳の活性化に良いこと」とただの行為としか捉えていなかったと感じた。


>運動性言語野が単なる言語発話機能ではなく、同化・応合機能=統合機能であると考えると、音読の効果も理解できる。音読によって運動性言語野、つまり同化・応合機能=共認機能が活性化するということだろう。(104913、冨田さん)

>ここで、「聞く」「読む」「話す」の関係はどうなっているのだろう?
つまり、周りの声を聞きながら読むという能力を強化することで、相手に物事の内容を正確に伝える=「話す」という能力も同時に強化されるのではないか。このように見ていくと、音読は(頭全体を使って)共認形成を豊かに形成するために極めて効果が高いことが分かる。(105610、橋口さん)

人間はやっぱり一人では生きていけないのだ。文字や言葉はただの記号でなく、人と人を繋ぐ大事なツールなのだ。

きっと病んでしまう人達は「今日なに話したっけ?」なんてことになっているんだろう。
楽しい職場ってきっと、他愛のない会話がポンポン出てきて、でもそれだけではなく、仕事の中身も追究する、そのためにどんどん会話して擦り合せていくようなところなんだ。これって、やろうと思ったら結構出来ることなんじゃないだろうか。
 
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1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
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7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
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9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
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