健康と食と医
283267 砂糖が脳と身体に及ぼす影響@:グルコースとスクルコース、問題なのは脳が摂取に気づかないスクルコース
 
りんいちろう 13/11/11 AM01 【印刷用へ
 糖の中で身近のものに、グルコースとフルクトースがありますが、その中でも加工食品や炭酸飲料に含まれるフルクトースが特に悪影響が大きいそうです。それでも食物繊維を同時に取ればリスクは減らせるのですが、加工食品の多くは食物繊維が含まれていません。

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砂糖が脳と身体に及ぼす影響。過剰摂取を防ぐためのテクニックも紹介。(リンク)より

 (※前半部分、後半部分を割愛して紹介しています。)

■糖の種類

 糖には沢山の種類があります。糖の代替品も入れたら本当に沢山あります。ここでは、私たちが身近に出会うことの多い、グルコースとフルクトースの2つについて解説します。

■グルコース

 グルコースは単糖です。人間の細胞はグルコースをエネルギーとして使うことができます。身体に摂り込まれたグルコースは膵臓を刺激してインシュリンの分泌を促します。インシュリンの増大を脳が認識すると、だんだんと満腹になっていきます。ここで大切なのは、グルコースを十分に摂ると、脳が食べるのを止めろという命令をだすという事です。

 しかしグルコースだって完璧ではありません。グルコースを分解する際に、超低比重リポ蛋白(VLDL)というのが肝臓で作られます。VLDLは好ましいものではありません。心臓など循環器系の疾患の原因となります。幸いなことに、グルコースのうちVLDLになるのは24 カロリーの内1カロリー分だけです。だからVDLDとなる物質をグルコース以外に摂取していなければ大きな問題にはなりません。


■スクロースと異性化糖

 ここでは、スクロースと異性化糖を同一に扱います。2つとも非常に甘く、大部分がフルクトースでできているという所が共通しているからです。スクロースは50%がフルクトース、異性化糖は55%がフルクトースです。多くの場合、フルクトースは身体に害を及ぼします。フルクトースは肝臓によってしか分解されず、それがよくないのです。というのはグルコースの3倍程度のカロリーが肝臓による分解を必要とするので、よりVLDLが作られ、太る可能性も高くなります。また、尿酸など他にも高血圧の原因とされる物質ができてしまいます。

 最悪なのは、フルクトースの摂取は脳に気づかれにくいということです。それは脳がレプティンというプロテインの一種に反発するからです。レプティンはエネルギーの摂取や消費をキープするのに大切な物質です。食欲にも寄与するし、効率的な代謝にも必要です。結果、満腹になったということに気づかずに食べ続けてしまうのです。

 たとえば、炭酸飲料(ダイエットなんちゃらではない普通のやつ)には沢山のフルクトースが含まれています。炭酸飲料にはカロリーが沢山含まれているのに、炭酸飲料を飲んで満腹になる事はあまりありません。糖を摂取したということを脳が認識できないので、空腹感が消えることはないのです。

 これらはフルクトースの分解について言われている様々な問題のほんの一部です。しかし、知っておいて欲しいのは、フルクトースはデブのもとだということです。

 もちろん、フルクトースだって、いつも悪者という訳ではありません。もし、あなたがプロのアスリートならグリコーゲンの供給を素早く行ってくれる異性化糖をオススメします。そういう目的でスポーツドリンクには異性化糖が沢山含まれています。でも運動を集中的に行わない人達にオススメできる糖ではありません。


■加工品と非加工品

 果物にはフルクトースが沢山含まれています。しかし、専門家は果物はokと言っています。フルクトースがあまり身体によくないとすれば、なんで果物はいいんでしょうか?それは果物が加工品ではなく、食物繊維を含んでいるからです。確かにフルクトースを摂取しても脳は満腹感を感じることができません。しかし、食物繊維がそれを補ってくれます。脳は食物繊維によって満腹を感じることができるのです。だから、フルクトースは含まれていても果物は食べていいんです。フルクトースたっぷりの炭酸飲料を飲むのとはちょっと違うわけです。

 同じ事が砂糖にも言えます。砂糖は自然界にあの白い結晶として存在しているわけではありません。サトウキビから精製されるわけです。作られた砂糖にはサトウキビの食物繊維はまったく含まれていません。食物繊維なしで味だけ取り出している、これが砂糖が問題になっている原因です。なぜ、食物繊維を残しておかないのでしょうか? 全部でなくても、せめてちょっとでも残しておいてくれればいいのに。それは食物繊維入りだと保存期間が短くなるからです。食べ物を加工するということは、保存できる状態にするということです。加工することで世界中に出荷することができます。出荷している間にダメになってしまったら困ります。だから加工食品から食物繊維は取り除かれてしまうのです。

 加えて、加工食品の多くは、低脂肪にすることでより悪い食べ物になってしまっています。低脂肪というといいんじゃないの? と思う人も多いと思います。しかし、脂肪を摂ったからといって、脂肪が身体につくわけではないんです。身体は脂肪を一回分解して、それから再度脂肪に作りなおします。だから脂肪を摂ること自体は普通ならそんなに大きな問題にはなりません。それにも関わらず、過去40年間、私たちは低脂肪を妄信してきました。加工されていない食べ物はそんなに脂肪が含まれていなくてもおいしいのに、そこから脂肪を抜こうとするとどうなるでしょうか?まずい加工食品ができるのです。

 企業もその事は承知で、問題を解決するために糖を(多くの場合塩も)を沢山加えているのです。こうして、脂肪という身体が使用できるエネルギーをフルクトースに変えてしまっているのです。

 これらが健康でいたいと思うなら加工食品は食べない方がいいという主な理由です。もちろん全ての加工食品がこうだとは言っていません。しかし、そうでない可能性よりはそうである可能性の方が断然に高いということは言えます。加工食品のパッケージで糖がどの程度含まれているか確認してみれば本当の事が分かると思います。
 
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