虫歯予防のために歯磨き粉に添加され、歯科や保健所、学校などで塗布が推進されているフッ素は甲状腺機能低下、骨粗鬆症、骨形成異常、子宮がんなど、数多くの健康障害を引き起こすことが知られている。特にフッ素が脳の松果体に蓄積し、児童の知能低下を引き起こす点は、全ての歯科医や保護者に知っておいてほしいことである。
国際フッ素研究学会(ISFR)リンク 発行のFluorideジャーナルには、フッ素が児童の知能低下を引き起こすことを示唆する調査が多数掲載されている。
例を挙げると、インドにおけるフッ素濃度と知能低下の調査報告では、飲料水1リットル中のフッ素濃度が5.55mgのサナチャ地区では、同2.01mgのチャンドロディア地区に比べて、男女平均のIQが12ポイント低かった。(サナチャ地区の男女平均・IQ92に対して、チャンドロディア地区が104)
そして、イランにおける別の調査ではさらに低濃度のフッ素でも知能指数の低下が報告されている。マジマバード地区(飲用水中のフッ素濃度2.5mg/L)とゾヤール地区(同フッ素濃度0.4mg/L)の比較では、マジマバードの男女平均・IQ88に対し、ゾヤール地区がIQ99。
他にも中国におけるフッ素による知能低下の研究報告が複数あるが、イランのケースでは極低濃度のフッ素でも知能指数の低下が見られる点が非常に重要である。
さらに、フッ素には虫歯の予防効果もないことを科学的に実証した研究がある。
明海大学歯学部講師の筧光夫氏による電子顕微鏡と顕微ラマン分析装置を使用した観察によれば、歯科用のフッ素剤による歯のエナメル質の強化(フッ素イオンによるフロール化)と歯質の強化のどちらも実際には起きておらず、逆に歯の結晶構造が破壊されていた。
マスコミや歯磨きメーカーや多くの歯科医が訴える「フッ素による虫歯予防」には科学的根拠があるように言われながらも、筧氏の研究のように観察された実際の画像などの証拠があるわけではない。「生体アパタイト結晶形成機構とフッ素イオンの影響」と検索すれば、筧光夫・明海大学歯学部講師の研究論文をネット上で閲覧することができるので、一読をお勧めする。
では、虫歯予防にはどうしたら良いのか?
とても簡単で安全、安価な方法がある。それは重曹である。
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予防歯科の分野で、これまで歯科医や歯科衛生士でも進行が阻止できなかった初期の虫歯の治療が重曹の使用で非常に高い効果を上げている。
通常の歯磨き後に、小さじ半分の重曹を100ccの水に溶かした重曹水を作り、30秒うがいするだけで歯の再石灰化の効果があるという。
先述の予防歯科では重曹とフッ素が併用されているが、フッ素なしでも重曹だけで初期の虫歯の治癒効果を上げていたと推測される。
ちなみに重曹は唾液中の重炭酸イオンによる緩衝作用と同様の働きをして、食事やストレスで酸性に傾いた口内環境をアルカリ化し、中和する働きをする。この働きにより歯の再石灰化を促進するとされる。 |
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