マスコミに支配される社会
282259 金貸しによるプロパガンダの歴史と通信社を通じたマスコミ支配
 
横田雅彦 ( 24 群馬 会社員 ) 13/10/14 AM10 【印刷用へ
□大衆に向けたプロパガンダの萌芽(国民国家創設期)
有史以来、政治プロパガンダはいたるところに存在した。ローマ時代における皇帝の名前を刻印した建造物等が挙げられる。一方で、大衆を巻き込んだ形に発展していくのは、フランス革命を初めとした国民国家時代の形成期におけるプロパガンダである。以下、フランス革命期のプロパガンダの実例である。

>戦争の時代においてはプロパガンダが重要な役割を果たす。フランス革命戦争の時代もそれは同じで、革命政府は様々な手法で自らの正当性を国民に訴えかけた。もちろん、対象となる「国民」の中には戦場で戦う兵士たちも含まれていた。
 兵士たちに対する革命政府の宣伝手法として、最もよく使われたのが新聞の配布だ。パッシュが軍務相だった1792年12月にまず"Bulletin de la Convention Nationale"の配布を始めたのが最初で、後にブーショットが軍務相になると数多くの革命派の新聞が軍隊内に配られ、集まった兵士たちの前で読み上げられたという。
 代表的な新聞としてはエベールが出版していた"Pére Duchesne"が上げられるが、他にもマラーの"Publiciste de la Révolution Française"も短期間ながら軍内で配布されていた。エベールだけで11万8000リーブルの予算を軍務省からもらって180万部もの新聞を配ったそうだ。こうした新聞が兵士たちに対する革命理念教育の道具に使われていた。
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 上記の記事において、革命政府は兵士に対する革理念教育のために新聞が発行されている。この国民国家創設期の時代においては、【金貸し→革命政府→官製新聞→太衆】という情報支配の構造が出来上がっていたのではないだろうか。


□通信社を通じた情報支配の時代
フランス革命の時代においては、大衆をあおって戦争を起こすためのプロパガンダを国家(官製新聞)を通じて発信していた。一方で、戦争を起こしたいが、どちらが勝っても構わないロスチャイルドと、戦争を起こすからには勝たなければならない運命にある国家とは、根本的には対立関係にある。
そのためロスチャイルドは、国家とは独立したところで情報を支配する方法を常に模索していたと考えられる。この情報支配の戦略の一つと考えられる、1830年代以降の通信社とロスチャイルドの関係を概観してみる。

>1832年、仏シュルル・ルイ・アヴァス、AFPを創業。政府の腕木通信を望遠鏡で覗いてのニュース配信。裏でロスチャイルドと連携、ヴォルフ、ロイターは部下。
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ロスチャイルドは、国家機密情報を盗み取るためにアヴァスを使ったのである。その後、ロスチャイルドはアヴァスから独立したロイターに強い影響力を持つことになる。

>ロイター通信の最初の顧客 はライオネル・ロスチャイルド、ロスチャイルドの商業網がそのままロイターの通信網になる。このロイターが1851年英国でロイター通信を開設します。世界に広がる英国植民地の商人ネットワークからロイター通信へ情報が届き、このロスチャイルドの支配下にあるロイター通信から世界にニュースが配信されて来ました。
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>第一次世界大戦(1914〜1919)は、メディアが戦争に参加して、その影響力の大きさを国家が武器として利用しはじめた時代でした。
プロパガンダに最も力を入れたのがイギリスで、最も成功したのもイギリスです。
タイムズのようなイギリスの高級紙でさえ利用され、でっち上げ記事を掲載しています。
中でも有名なものは、イギリスが世界に向けて発信し日本でも報道されたものでドイツの「死体製油工場」の話というのがあります。内容は「ドイツは窮乏して人間の死体を搾って油をとりシャボンを作っている」というものでした。
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 ロスチャイルドは、ロイター社を使い新聞(マスメディア)を支配下に置いて情報支配をすすめていった。第一次世界大戦の時代にはフランス革命の時代と異なり、マスメディアは金貸しの直轄化に置かれ、【金貸し→通信社→民製新聞→大衆】という情報支配の構造が完成された。
 
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