新しい男女関係(→婚姻制)の模索
282223 外圧に適応する集団とは@雌雄(充足)共認が集団形成の原基構造
 
匿名希望 13/10/13 AM09 【印刷用へ
この激動の時代、企業はどのようにして生き残っていくか。
この問いは外圧に適応する集団とはどのような集団なのか、と言い換えることもできます。そして、その答え(=実現構造)は、これまで外圧に適応してきた集団の歴史のなかにあります。また、集団の歴史とは無数の実現体が塗り重ねられて形成されているので、歴史を遡るほどに実現を導いてきた核心部分が見えてきます。

サル以前の生物にも“群れ”という集団に近い構造がありますが、サル人類に固有の共認機能を獲得して以降を集団とし、集団の形成段階を整理してみます。


@初期集団は、首雄と数匹の雌の【雌雄(充足)共認】によって創られた
>原猿も中期以降、一つの画期的な進化を遂げています。それは、それまで原モグラ同様、夫々の縄張りを持ってバラバラに暮らしていたメスたちが、首雄の周りに集まって同居する様に成ったという点です。つまり、オス同士は集団を形成できなかったけれども、首雄とメスは性的引力を下敷きにして、生殖集団(首雄と数匹の雌とその子供たち)を形成した訳です。

>この生殖集団こそ、サル・人類における集団形成の原基構造です(なお、私は後に、人類社会の所で、社会構造を最基底で規定しているのは雌雄関係=婚姻様式であることを、提示するつもりです)。もちろん、この集団は、首雄が闘いを担う闘争集団でもある訳ですが、重要なのは、この集団が共感機能を発展させた充足共認や更には役割共認(例えば、オスは闘争と庇護、メスは出産と親和という様な)によって統合されている(つまり、雌雄共認によって形成されている)という点です。
リンク


また、上記構造がサル以前の一般哺乳類と違うのは以下の2点。

>一般哺乳類の場合、それが原猿と同じくオスが単体の場合は庇護依存関係が成立しているのは、メスが子育てをする生殖期間中だけです。それ以外の期間は、メスも外敵に対して対応する能力を持っているが故に、特にオスの庇護を受けているわけではありません。
それに対して、ある程度発達した原猿は、オスメスが同居しています。言葉を変えると、生殖期間以外も恒常的な庇護依存関係が成立しています。

>また一般哺乳類(同じく単体の場合)は、メス同士はそれぞれオスに生殖期間中の縄張り(安全な生活基盤)を確保してもらう関係ですから、メスはそれぞれの子供を別の場所で育てています。つまりメス同士は別居しています。
それに対して原猿はメス同士も同居しています(縄張を共有しています)。つまりメス間の性闘争や縄張確保のためのオス獲得の競争は、ほぼ封印されています。この2点が一般哺乳類と原猿のオスメス関係を巡る、現象的な違いです。
リンク


集団の求心力を形成する核心部には、首雄と複数の雌で形成される恒常的な雌雄(充足)共認がある。そしてその中では雌同士の性闘争(縄張り闘争)は封鎖されている。平たい言葉に置き換えれば“英雄色を好む” “特定の女ではなく女たち皆を可愛がる” “女同士いざこざが無く皆仲良し” “女たちみんな首雄(社長)が大好き”といったイメージ。これは、現代でも活力ある企業に共通して見られる構造のように思われます。逆に言えば、特定の女しか可愛がらない首雄。女同士がバラバラ。首雄(男)への文句が絶えない、というような集団は、求心力を失い最基底部から解体ベクトルが働く。

また、雌雄(充足)共認を土台とした生殖集団が集団形成の原基構造であるという点。現代でも保育機能、子育てと仕事の両立など、生殖課題に焦点をあてた組織作りは、集団の求心力を作り出すうえで欠かせない視点になる。

次に真猿の集団構造を見てみます
続く・・
 
  List
  この記事は 281544 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_282223
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
男女充足の可能性を追求〜女とは?編〜 「男と女の職場話」 14/06/21 AM09
282506 「女たちみんな首雄(社長)が大好き」で勝つ集団になる。 うらら 13/10/21 AM09

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp