暴走する悪徳エリートの所業
281901 「招致、運営、ライセンス料、放映権…」オリンピック開催で電通が何重にも儲ける仕組み
 
りんいちろう 13/10/04 PM00 【印刷用へ
 電通とオリンピックの関係は1984年のロサンゼルスオリンピックから始まります。商業主義を打ち出して成功したこの大会から、電通は各種スポーツイベントに本格参入することになります。今回の東京オリンピックでも誘致活動や開催決定後の運営に関わるのは知っていましたが、調べてみるとそれだけでなく、関連イベントのコーディネート、グッズのライセンス契約ビジネス、放映権の委託販売、そして広告需要の拡大など何重にも儲ける仕組みが出来上がっています。その中でも特に金額の大きい放映権料の仕組みについて紹介します。

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●感動の裏に黒い金脈
多くの感動を残して閉幕したロンドン五輪だが、その放映権についてはどす黒い暗部が明らかになってきた。バンクーバーオリンピック(冬期)と合わせた放映権料325億円は電通の言い値をNHKなどが丸呑みしたものだという。

●高騰し続ける放映権料
 オリンピックの放映権料は冬期と夏季のセットで販売されることが多い。2006年のトリノ冬季五輪と2008年の北京夏季五輪はセットで198億円だった。
今回のロンドン五輪とバンクーバー五輪のセットは325億円。さらに次回セットである2014年のソチ冬季五輪と2016年リオデジャネイロ夏季五輪は360億円にのぼる。
高騰に歯止めがかからない状況だが、実はこの放映権料の大半は、国民が支払うNHKの受信料でまかなわれている。

●受信料が広告代理店の懐に
 オリンピックの放送番組は「ジャパンコンソーシアム(JC)」がによって共同制作される。
 JCを構成するのはNHKと日本民間放送連盟加盟各社。放映権料はNHKと民放各社が一定割合で負担する。
 放映権料は国際オリンピック委員会によって販売される。このうち日本向けのものは電通に委託されている。1社独占であるため、競争原理は働かない。「言い値」が非常に通りやすい状況といえる。
 またJCが支払う放映権料のうち、70%をNHKが支払っている。受信料により運営されているため、コスト感覚は薄い。
 こういった状況の中、放映権料は異常な高騰をみせており、国民が支払った受信料が電通の懐に流れ込む仕組みになっている。NHK職員の天下り先を電通が世話するなど、両者の関係には以前から腐敗の構図が指摘されている。
 NHKの受信料は半ば強制的に徴収されるもので、血税にも近い。独占による五輪放映権の高騰でぼったくられているのは、NHKではなく国民である。
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>多くの感動を残して閉幕したロンドン五輪だが、その放映権についてはどす黒い暗部が明らかになってきた。バンクーバーオリンピック(冬期)と合わせた放映権料325億円は電通の言い値をNHKなどが丸呑みしたものだという
 
 電通の言い値をテレビ局が丸呑みしたというのは事実でしょう。 フジテレビの豊田晧社長は、「視聴率と売り上げの関係で言えば、うちと日本テレビは五輪をやっても赤字。レギュラー番組の方が収入がある」と発言しています。
 日本テレビの大久保好男社長は、「これ以上高くなると、五輪の放送に参加できない局が出てきても不思議ではない」と発言しています。それでも、NHKと民放各局はオリンピックの放映を続けています。
 
>今回のロンドン五輪とバンクーバー五輪のセットは325億円
 
 最も多くの放映権料を支払っているのはアメリカで、アメリカに続いて高額で購入したのはEBU(ヨーロッパ放送連合)です。その次に高い放映権料を支払っているのが日本です。EBUは多くの国の集合体ですから、日本は一国としてはアメリカに次いで五輪に大金をつぎ込んでいます。日本は、中共の3倍以上、韓国の10倍以上の放映権料を支払っています。

>JCを構成するのはNHKと日本民間放送連盟加盟各社。放映権料はNHKと民放各社が一定割合で負担する
>放映権料は国際オリンピック委員会によって販売される。このうち日本向けのものは電通に委託されている。1社独占であるため、競争原理は働かない。「言い値」が非常に通りやすい状況といえる
 
日本の主要メディアは、スポンサー企業の広告費を握っている「電通」に支配されています。テレビ局(ジャパン・コンソーシアム)は、オリンピックでも「電通」を儲けさせたいのでしょう。IOCの代理人を行っている「電通」が、オリンピック放映権販売手数料で2度も儲けることが出来ると指摘する声があります。
 
●北京オリンピック放映権、日本は198億円
 この198億円。IOCの代理人を行っている電通に、ジャパンコンソーシアムが支払っている。電通がオリンピック放映権販売手数料をいくらとっているかは不明だ。
 ここで上手いのが、電通はこの高い放映権料金を回収するための、CMスポンサー探しも行っている。TV局にしてはありがたい話だが、電通はオリンピックの放映権だけで、CMスポンサー→TV局、TV局→IOCと2度手数料を得ることも出来る。サスガ電通やることにスキが無い。

>またJCが支払う放映権料のうち、70%をNHKが支払っている
>国民が支払った受信料が電通の懐に流れ込む仕組みになっている。NHK職員の天下り先を電通が世話するなど、両者の関係には以前から腐敗の構図が指摘されている
 
 受信料貴族のNHK職員は、天下りなどで「電通」に支配されています。NHKと「電通」との深い関係が指摘されている代表的な会社が、株式会社総合ビジョンです。総合ビジョンの株主には、株式会社NHKエンタープライズ・株式会社電通とあります。主要取引先は、日本放送協会(NHK)・株式会社電通で、役員にもNHKエンタープライズと電通が名を連ねています。
リンク)より転載

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 ちなみに、前回64年の東京オリンピックの放映権料は1800万円でした。76年ミュンヘンが3.9億円、商業主義に走った84年ロサンゼルスが46.3億円です。物価を考慮してもとんでもない高騰ぶりです。最近は高騰しすぎて買い手が付かないのか、夏冬抱き合わせでの販売になっているようです。2020年の東京は2018年の韓国平昌との抱き合わせ。時差も無く馴染みのある「お隣韓国」との抱き合わせということで、ますますフッかけてくるものと思われます(噂によると1000億とか…)。そうなると1国ではとても賄いきれない、日韓共同購入を(そしてその7割はNHKの受信料から)くらいは画策してるかも知れません。
 
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