日本人と縄文体質
280790 日本人は何時の時代も自分よりもみんな。
 
匿名希望 13/09/12 PM00 【印刷用へ
先進国は日本以外にも欧米諸国あるが、国民全体が豊かになり私権原理から共認原理へと移行した国は、なかなか見られない。

米国が端的に現しているように思うが、一つは圧倒的な序列格差による人工的な貧困を常に作り出していることがあげられる。常に序列格差による貧困がある限り、生存圧力を克服するための私権収束は変わらない。富裕層も幾ら裕福になっても私権収束が衰弱しないのは、そのような序列格差による私権圧力が主圧力となっているからだろう。

一方日本では70’頃に貧困が消滅したが、一億総中流階級と言われるように、日本国民全体が豊かになった。貧困という現実もみんなと同じ不全・課題として捉え、みんなで豊かになったのが日本の高度成長期。52041 私権時代とはいえ、私権収束よりも深い位置にみんな収束があるが故に、格差の少ない国民全体の豊かさが実現できたのだろう。

この違いを生み出しているのは何なのだろうか。
やはり、西洋の私権社会に至るまえの略奪闘争が原点にあるのだろうと思う。略奪闘争により集団がバラバラに解体され根無し草となった個々人。生きる集団基盤を失った個々人にとっての私権収束は、最早それしかないくらい絶対的なものなのだろう。その点、世界の略奪闘争に巻き込まれず長い共同体の歴史の中で脈々と育まれたみんな意識は、日本人の意識の根底にあり、それが高度成長期においても最基底部で働いていたと考えられる。

そう考えると日本の場合、私権時代とはいえ根底のみんな収束は常に働き続けており、それが現在でも脈々と繋がっているのだろう。
 
  List
  この記事は 2772 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_280790
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp