心の本体=共認機能の形成過程
280085 赤ちゃんの笑顔・しぐさは感謝の心を伝えようとしている
 
おおさかじょん ( 31 会社員 ) 13/08/16 PM09 【印刷用へ
赤ちゃんは、生まれて間もないときから、様々な形で感謝の心を伝えようとしています。
感謝の心を育む上で重要なのは、周囲の大人が、まだ言葉が話せない赤ちゃんの心を感じ取って認めていくことです。

以下、信千秋著『子どものやる気は肌で育つ』からの抜粋です。
*****
誕生から一週間、お母さんが抱いて授乳している赤ちゃんは、つぶらな瞳でジーっとお母さんを見上げています。

(中略)

なにしろ、胎内でお母さんの細胞を受け継いだ時から、赤ちゃんは働いてきたのです。

妊娠中、お母さんの心が落ち込んだときは元気印のホルモン「エストロゲン」を、また何かに腹を立ててキレかかったときは沈静印のホルモン「プロゲステロン」を、というふうに、臍帯を通じてお母さんの下垂体との連携プレーで、お母さんをサポートしてきました。

そして分娩に入るための子宮収縮ホルモン「オキシトシン」の準備から、出産後に自分が飲むオッパイ、つまり乳腺刺激ホルモン「プロラクチン」の分泌の手配まですべては赤ちゃんとお母さんの共同作業でした。文字通り一心同体だったのです。

顔をジーっと見つめているの、共に努力してくれたお母さんに、心から感謝のエールを贈っているのだと思いましょう。

お母さんが話しかけたり、あやしたりしているうちに、赤ちゃんはかわいくほほ笑むようになり、やがて声を上げて笑いだします。

これは、やさしくお世話をしてくれるお母さんへの"お礼の言葉"なのです。赤ちゃんの笑顔と笑い声は、感謝の呼びかけです。

(中略)

一月もたつと、赤ちゃんは手足を動員して全身でうれしさを表現しはじめます。お母さんの表情をまねたり、手を握ったり、足をバタバタさせるようなしぐさも使いだします。これはすべて自分の意思、感謝をお母さんに伝える働きなのです。

当然、おなかがすいてオッパイが欲しいときや、おむつが濡れて不快なときなども泣いたりして用件を伝えますが、この場合は笑わないので働きとは言えません。

この赤ちゃんの働きを素直に受け止め、働きとして理解することが、幼児に成長していくプロセスの中で大切なことになります。

心身が健康に育っている乳幼児は、実際に多くの働きでお母さんに感謝の表現をしているのですが、気づかない人がいます。

「お母さん、ありがとう」それにはお母さんも「よしよし、分かってくれてうれしいよ」と応えましょう。この対応が子どもの心を認め育てることになるのです。

お母さんが自分の働きをしっかりと見守っていてくれると感じると、子どもはお母さんを信頼し自信を持ちます。

まだ言葉がないからと、乳幼児の対応を軽く見過ごすと、幼児になっても子どもは心に不安が残るものです。その状態では、子どもの心を育てるのに大切な乳幼児期における母子の愛情の受け渡しが上手くできません。

子どもは絶えず、お母さんやお父さんに働きかけています。
それは自分の要求や用件だけでなく、感謝やお礼の働きかけも多いのです。それを見分けて素直に認めると、子どもも素直に伸びていきます。
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