環境破壊
280084 コンクリート・ストレス〜コンクリート建築は、なぜ問題なのか〜
 
funikura arch 13/08/16 PM08 【印刷用へ
SHOKAN design(リンク)より

==以下引用==
■コンクリート建築は、なぜ問題なのか 船瀬俊介(建築ジャーナル3月号より)
〜前略〜

もうひとつ、コンクリートの持っている恐るべき側面は、健康への影響だろう。その最大の衝撃は、静岡大学が行なったマウスの実験である。それを見て私は愕然とした(しかし私が確認したところでは、日本経済新聞にしかこのデータは載っていなかった。他のマスメディアは黙殺した)。コンクリート製巣箱で、生まれたマウスを100匹育てたとして7匹しか生き残れなかった。金属製の巣箱で41匹、木の巣箱だと85匹だった。

 名古屋大学の実験でもほとんど同じ結果が出ている。これは明らかにコンクリート・ストレスである。その原因のひとつは輻射熱の問題である。これは誰でも体感することで、はっきりしている。輻射熱の問題は建築家が一番、これまで気付いてこなかったんじゃないだろうか。暖房は、空気を暖めることばかりじゃない。暖房にはもうひとつ、輻射熱がある。空気を暖めなくても、真空でも何でも、離れたものに熱を与えるのが輻射作用だ。その発想が、現代の建築にはなさすぎる。

 たとえば人間が身にまとうものだったら、暖かいとか、気持ちがいいといった理由で、やっぱり化繊より綿やウールに戻る傾向が出始めている。マイナスイオンや漢方における気の問題、これからそういう問題が出てくる。

 以前に「エッ」と驚いたのは、インフルエンザのデータ。全国にある近隣する鉄筋コンクリート造校舎と木造校舎で、学級閉鎖率が前者では22.8%、後者では10.8%だった。

 養護の先生たちによる観察記録を見ると、「疲れやすい」は3倍、「イライラする」は7倍、「頭痛がする」は16倍、「腹痛」は5倍にもなっている。これはマウスの実験と同じ結果が出ている。鉄筋コンクリート造校舎が、心身の健康を損なっていることは目に見えている。教壇に立つ先生たちも参っている。

 これに島根大学の中尾哲也先生の、「鉄筋コンクリート造集合住宅の住人は9年早く死ぬ」というデータを重ね合わせれば、非常に説得力をもつ。

 実験では、コンクリート製の巣箱で育ったねずみはきわめて攻撃的になった。母親が子ねずみを殺して食べてしまうことすらある。これは何を意味するのか。現代社会そのものではないだろうか。木の巣箱で育ったねずみはお互いに毛づくろいして、スキンシップをしあうのに。

 結論は出ている。現実に、被害は起こっている。もう、対策の時なのに、「ヤバイから」とこの情報をひたすら隠し続ける社会はいったい何なのか。木造ではすでに素材としてもいろいろな造形が試みられている。予算の面からいってもベストである。木造が無理だったら木装すればいい。杉・桧の間伐材が余っている。

 日本は林業国なのだから、あらゆる公共事業をやめてでも、子どもたちのために木造校舎をつくれと、声を大にして言いたい。

●シシリー宣言の警告

結局、子どもたちはなぜキレるのか。当然、教育制度の問題や複合的な要因はある。しかし、忘れられているのは建築ストレスである。

 建築ストレスには、フィジカル・ストレスとケミカル・ストレスの2つがある。ケミカル・ストレスはVOC(揮発性有機化合物)が原因である。

 1995年11月に、シシリー宣言が採択された。それは、18人の国際的な環境ホルモン学者が、イタリア・シシリー島のエリセで開かれた国際会議に集まって宣言したものである。環境ホルモンが国際的に認知されたのは91年のウィングスプレッド宣言。そこで、環境ホルモンはpptの単位で生殖系を中心として、内分泌系の撹乱を行なうと発表された。それが『奪われし未来』(シーア・コルボーン、ダイアン・ダマノスキ、ジョン・ピーターソン・マイヤーズ゛著、1997年、翔泳社刊)へとつながっている。

 ところが環境ホルモンがコインの表だとすると、裏は環境ドラッグだった。これを警告したのがシリーズ宣言と言えるだろう。「汚染化学物質は超微量であっても、脳の働きを阻害する。2番目には神経行動に異常をもたらす。3番目には社会的不適応行動を引き起こす。4番目には衝動的な自殺、暴力などの行為を引き起こす。5番目には奇妙な行動を引き起こすようになる。6番目には知能の低下を起こす。

 人類はすでにIQが5ポインント低下した。さらにこの化学物質汚染は、内分泌系を撹乱するだけじゃなく、人類の最後の砦である、神経、行動、すなわち精神をも化学物質は侵す」とこの18名の学者は断言した。

●きわめて複合的なストレス要因

フィジカル・ストレスはつまり、建築素材、コンクリート・ストレスによる。これはいわゆる熱ストレスで精神領域を侵されている。

 さらに、木や藁などの天然素材に比べて、コンクリートはガンマ線の放射量が約1.7〜1.8倍と、約2倍近くの放射線を出している。それはさらに生理的なストレスになる。ラドン等は、当然木からほとんど発生しないが、地面からとったコンクリート等はラドンが発生する。

 電磁波の問題も決して無視できない。鉄筋コンクリートの家に住むということは、鉄の籠に住んでいることと同じ。そこに高圧線が通ると、鉄筋コンクリートが交流電磁波の変動に対して共鳴する。それが共鳴電磁波を出す。これは隠された電磁波ストレスになる。

 これら環境ストレスを人間が人為的に作り出してしまった。コンクリートの健康への影響は、きわめて複合的なストレス要因になる。

〜中略〜

●木造にすればいじめはなくなる

私の長女は、まさにコンクリート・ストレスの被害者になってしまった。これは死後、わかったことだが公団団地に住み、冷え冷えとしたコンクリート校舎に通っていた。いじめに遭って、緊張病といわれる、ストレスがたまった時に精神が不安定になる病気になった。これはいけないと思って、その子のために早くそこから脱出したかった。

しかし、『買ってはいけない』(週間金曜日刊)のとんちんかんな騒動に引き込まれて、駆けずり回ったおかげで、1年脱出が遅れた。奥武蔵に引っ越して来たけれども、もう精神的に極限だったのだろう。最後は入院した病院で、投薬ミスでやられてしまった。

 だから悔しい。自分で指摘していて、自分で気が付いて脱出したけれども、間に合わなかった。

 私は鉄筋のコンクリートの校舎を木装にすれば、それだけで校内暴力・いじめは半分に減ると言っている。全部木造にすれば、いじめは8、9割減るんじゃないだろうか。いじめも、校内暴力もひとつの自己表現である。強い者はいじめや暴力でストレスを解消する。弱い者は逃げ場がない。しわ寄せは弱いところに全部くる。病院や学校で、まだ鉄筋コンクリートのものがあること自体、かなり危機を感じざるを得ない。

〜後略〜
==引用終わり==
 
  List
  この記事は 196968 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_280084
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
282487 木の癒し効果 13/10/20 PM09
282260 なぜ壊れない? 古代コンクリートの謎 スズムシ 13/10/14 PM00
自然の摂理ML selection☆*:・’〜コンクリート・ストレス◆コンクリート建築は、病気・精神破壊・早や死にの元!?〜 「地球と気象・地震を考える」 13/09/13 PM05
280225 紙ごみを電気エネルギーに変える(バイオ電池) 志水満 13/08/22 AM01

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
『生命と場所』より…生命観
遺伝子の共同体
「利己的な遺伝子」を切開する 1
「利己的な遺伝子」を切開する 2
現状の「科学的事実」と言われているものの怪しさ
現在の生物学には何が欠けているのか
怪しげな「検証」と、危なげな「定説」
事実の体系とは永遠に進化しつづけるもの
一面的な実験データやツールとしての定説に囚われていては事実を見誤る
事実追求のスタンス
専門家集団と事実
科学と社会
「科学的事実」というドグマ
近代科学と知の体系、再考
近代科学について
実証主義を超えて2
専門家集団の自己完結性にひきつけて2・・「丸山ワクチン問題」
原爆をつくった星少年たち 2・・「科学者独自の倫理」
科学者集団の特徴A
数量化できない自然
仏教の対象認識 【受想行織】
詭弁を説明しようとするから難解になってゆく
「日本人はいつ物を考え出すのか?」(2) 学習観念が役に立たないのはなぜか?
狂気の近代科学技術
原発:近代科学原理主義者たちの産物
なんで、こんなことになってしまったのか?⇒科学者たちの信じられないアホさ加減
素人が創る科学の世界〜プロローグ『科学的認識はすべて仮説、その神格化が創造の壁』
『科学はどこで道を誤ったのか?』(1)プロローグ〜「科学技術は万能」という幻想を打ち砕いた福島原発災害〜
『科学はどこで道を誤ったのか?』(2)古代オリエントの時代〜全てが共認対象として一体であった精霊信仰から精神を上位とし物質を下位とする二元論へ
『科学はどこで道を誤ったのか?』(5)ルネサンス(14〜16c)〜自然魔術による自然支配観念の萌芽と、「科学」「技術」統合への流れ
『科学はどこで道を誤ったのか?』(7)近代の前夜〜「科学技術による自然の征服」という思想の登場〜
『科学はどこで道を誤ったのか?』(9)近代U〜国家体制に組み込まれ、専門化体制の中で無能化した学者〜
『科学はどこで道を誤ったのか?』(10)〜“科学技術の申し子”が起こした惨劇
『科学はどこで道を誤ったのか?』(11)〜“観念の絶対視”が近代科学技術の根本問題〜
科学はどこで道を誤ったのか?』(13)中世後期〜キリスト教の権威付けのための大学の創設により、神の手先の「神官」から「学者」が登場する〜
楢崎皐月氏のカタカムナ説(1) 宇宙から素粒子に至るまで、万象は共通構造(相似象)を示す

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp