社員の活力を引き上げるには?
278294 課長の育み
 
八幡雅冬 ( 36 東京 会社員 ) 13/07/05 PM08 【印刷用へ
今年の4月から施設サービス課から在宅サービス課に異動したA課長。
基本的業務は、在宅サービス(デイサービスや訪問介護、ケアマネ業務)の管理であるが、以前所属の施設サービス課(特別養護老人ホーム)にも、色々と関わりを持ってくれています。


今朝、施設サービス課(特別養護老人ホーム)の職員Bさんが、高齢者が転倒してしまう!という事故がありました。
幸い、大きな怪我を伴う事故ではなかったが、10代の職員Aさんは、「事故の原因を探る」、「今後の応じる手立てを探る」といったことよりも、事故を起こしてしまったという事実に凹みを見せ、反省というより「落ち込み」だけを見せている。
数人の職員は、自分達の今迄の経験から本人が前向きになれるように関わりを見せていたが、本人の沈んだ状態に変わりはない。

私は、夜勤が終わる時間を見計らって本人と話をしようと、本人の所属するサービスフロアへ行ってみると、そこでは既にA課長がB職員と個室で話しをしていました。
一緒に話しの場に入らせてもらうと、本人の現在(事故後)の想いを聴いている所でした。次に、本来だったらどのような対応が望ましかったのか!という原因と、次からどうすることが良いのか!までを一緒に導き出していた。
つまり、凹んでいる「いま」の本人を何とかしよう!という表面上の解決ではなく、「これから」という将来の彼女を考えて、何が良くなかったのか?を実際に再現し、改めて確認し、では具体的に「どうするか」迄を、本人の次への「自信」となる所まで育んでくれました。

本来、直属の部下ではないB職員ですが、B職員をこのまま帰したら、一人では立ち直れない可能性(辞めるという選択)の方が高い、「共に闘う仲間を支えたい」というA課長の想定内が反応したようです。

このB職員、帰り際に「最後まで一緒に教えて下さり、本当にありがとう御座いました」「明日から自分が何をすれば良いのかが解り、また頑張ります」と、事故後の表情とは180度違う。(「事故のことなんて忘れてしまっている」ということではなく)

この課長の育む力。
本気で想うからこそ、中途半端な関わりではなく、最後まで向き合って考えられるのだと感じます。だから、A課長は誰かに伝える・相談することよりも、居ても経ってもいられなくB職員に歩み寄ったと思います。

私に足りないのは、本気でヒトを想う力の弱さ!その背景は、いつも気にしているのは周りの評価。今日、私が職員Bさんに近づいたのも、きっと自分の役割!というのは職責があったからだと思います。自分の立場があるから動いているということです。違う立場でも同じように捉え動いたか?と自分自身に問うと、疑問である自分がいる。

2週間ほど前に誓った、自分自身に嘘をつかない。本気で仲間を創る。本気で自分自身が変わる。といったこと。何だか何も変わっていない自分を感じる所でもある。
具体的に何をして、自分を変えていくのか!を導き出さなくては、ボンヤリと時間だけが過ぎてしまう。
 
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