日本人と縄文体質
276431 100歳で、毎日通勤している現役のサラリーマンがいる。〜縄文文化に通じる利他の思想
 
岸良造 ( 60 香川 技術者 ) 13/06/04 PM11 【印刷用へ
表題の記事がありましたので紹介します。
内容を読んで、驚く一方、何故なのか?と考えました。

100歳のおじいさんの働く上でのモットーは、「利他の精神(周りの人に利があるように行動する)」です。その結果周りの人から「必要とされる人」になっているという事です。考えてみれば当然です。おじいさんは、周りの人が利する様に働いているのですから、周りの人にとっては、おじいさんは必要とされる人であり、おじいさんに期待する関係になっています。おじいさんは周りの人達(社会)と「期待応望の関係」になっているのです。この事は『健全な森(社会)とは 〜全ての生物が繋がっているそしてその中で生かされている』276290 が現実の日本の人間社会でも適用されていると言えるでしょう。
 NONZよりリンク
_________________________ 
100歳で、毎日通勤している現役のサラリーマンがいる。
これを聞いたとき、私は目を疑った。100歳で現役?どうしてそこまでして働くの?という疑問が頭に浮かんだ。しかも、毎朝、通勤で辻堂から神田まで、片道1時間ほどを電車で通っているという。
100歳のおじいさんが満員電車に?
さらに昼ごはんにはマクドナルドでハンバーガーを食べることもよくあるという。
100歳のおじいさんがマックを食べる?
シンジラレナイ。つい片言になってしまうくらい衝撃を受け、それっていったいどんな人?と、興味を覚えずにはいられなかった。
そのおじいさんの名前は福井福太郎という。この本の著者である。福太郎さんの生まれは1912年(明治45年)5月。あと2か月生まれるのが遅ければ、大正になるというタイミングである。その後、2度の世界大戦に、関東大震災、金融恐慌、世界恐慌といったことをリアルに体験している。
そんな福太郎さんがサラリーマンになったのは49歳のときである。現代の感覚からすると遅い。大学を卒業したあとに、慶応義塾大学で助手を努め、第2次大戦で戦地に赴き、復員してからは、父親が起こした毛皮の会社で、セールスとして働いた。その後、大学の助手を一緒にしていた人が、望月証券の社長となり、その人に請われて49歳で望月証券に入ったのだ。
証券会社を退職したあとは、東京宝商会という福太郎さんを含め社員3人の小さな会社で働いている。いまでも現役で働いているというから驚きだ。その期間、なんと、51年!半世紀以上!ってすごすぎて、もうなにがなんだかよくわからない。
なぜそこまでして働き続けるのだろう?裕福な家庭で育ち、証券会社で定年まで働き、お金には困っていないはずである。福太郎さんはけっしてお金のために働いているのではないのだ。ましてや暇つぶしなどでもない。
ではなぜか?その理由の一つは会社や同僚から「必要とされているから」だ。会社を辞めたいと申し出た96歳のときに、福太郎さんにはずっといてほしいと会社のオーナーから引き止められたというのだ。それ以来、仕事を続けている。
福太郎さんは利他の精神を大事にしている。大学時代に福太郎さんが学んだほぼ無名の経済学者シモンド・ド・シスモンディから影響を受けたそうだ。利他の精神があったから100歳になっても会社から必要とされるのだ。
また福太郎さんは、元気な間は、人間はずっと働かなくちゃいけないと思っている。動物は死ぬまで自分で食料を調達しなくてはいけない。人間も動物の一種なんだから、生きるために、死ぬまで働かなくちゃいけないという考えを持っているのだ。
100歳を過ぎても、必要とされているから現役で働き続ける。なんて素敵で幸せな人生なのだろう。高齢化社会が進むなか、福太郎さんのように、人に必要とされて、働く人が増えれば、世の中はきっといまよりちょっといい世界に変わるはずだ。
最後は福井さんの言葉でレビューを締めたいと思う。
“生きてる間は人間、一生懸命、生きなきゃいけないんです。”
生きよ!そして働け!
 
  List
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_276431
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
これからの充足のカタチ(14)〜ピンピンコロリ:寿命まで元気で現役に生きるということ〜 「感謝の心を育むには」 13/06/28 AM10

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
『生命と場所』より…生命観
遺伝子の共同体
「利己的な遺伝子」を切開する 1
「利己的な遺伝子」を切開する 2
現状の「科学的事実」と言われているものの怪しさ
現在の生物学には何が欠けているのか
怪しげな「検証」と、危なげな「定説」
事実の体系とは永遠に進化しつづけるもの
一面的な実験データやツールとしての定説に囚われていては事実を見誤る
事実追求のスタンス
専門家集団と事実
科学と社会
「科学的事実」というドグマ
近代科学と知の体系、再考
近代科学について
実証主義を超えて2
専門家集団の自己完結性にひきつけて2・・「丸山ワクチン問題」
原爆をつくった星少年たち 2・・「科学者独自の倫理」
科学者集団の特徴A
数量化できない自然
仏教の対象認識 【受想行織】
詭弁を説明しようとするから難解になってゆく
「日本人はいつ物を考え出すのか?」(2) 学習観念が役に立たないのはなぜか?
狂気の近代科学技術
原発:近代科学原理主義者たちの産物
なんで、こんなことになってしまったのか?⇒科学者たちの信じられないアホさ加減
素人が創る科学の世界〜プロローグ『科学的認識はすべて仮説、その神格化が創造の壁』
『科学はどこで道を誤ったのか?』(1)プロローグ〜「科学技術は万能」という幻想を打ち砕いた福島原発災害〜
『科学はどこで道を誤ったのか?』(2)古代オリエントの時代〜全てが共認対象として一体であった精霊信仰から精神を上位とし物質を下位とする二元論へ
『科学はどこで道を誤ったのか?』(5)ルネサンス(14〜16c)〜自然魔術による自然支配観念の萌芽と、「科学」「技術」統合への流れ
『科学はどこで道を誤ったのか?』(7)近代の前夜〜「科学技術による自然の征服」という思想の登場〜
『科学はどこで道を誤ったのか?』(9)近代U〜国家体制に組み込まれ、専門化体制の中で無能化した学者〜
『科学はどこで道を誤ったのか?』(10)〜“科学技術の申し子”が起こした惨劇
『科学はどこで道を誤ったのか?』(11)〜“観念の絶対視”が近代科学技術の根本問題〜
科学はどこで道を誤ったのか?』(13)中世後期〜キリスト教の権威付けのための大学の創設により、神の手先の「神官」から「学者」が登場する〜
楢崎皐月氏のカタカムナ説(1) 宇宙から素粒子に至るまで、万象は共通構造(相似象)を示す

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp