素人による創造
275485 認識力の獲得には、構造認識の徹底反復が必要
 
奮迅 ( 会社員 ) 13/04/26 PM00 【印刷用へ
課題の方針を巡って議論すると、先輩からは色々な話がポンポン出てきて、弾力的かつスピーディーに展開していく。一方で若手との議論は、平面的かつ直線的になっているように感じる。この差は、何によって生じるのか?

先輩には沢山の引き出しがあったことから、おそらく認識力に差があることは明らかである。それでは、認識力はどうしたら身に付くのか?

参考になる投稿があるので、紹介したい。
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4/29なんでや劇場レポート「観念回路を形成するのは反復千回」リンク

>注目すべきは反復という点である。
江戸時代以前の人々の言語能力は現代人よりもはるかに高かったが、そのテキストはほとんど論語だけだった。それだけを10年〜20年と繰り返していた。戦前までは論語千回が言語の学習方法であった。また「門前の小僧、習わぬ経を読む」という格言があるが、これらが示していることは意味内容を理解しているかどうかは関係なく、反復によって覚えるということである。つまり、論語千回による暗唱で完全に脳に定着してしまえば、他の書物を読むことも書くこともできるようになるということである。

>このように言語能力において反復が決定的に重要な役割を果たしている。(略)

>言語能力からさらに絞り込んだ国語能力(国語の試験ができるかどうか)について検証してみる。
⇒国語の成績が良かった人は共通して、子供の頃に絵本や昔話の読み聞かせ、落語や三国志などを繰り返して読んだ経験を持っている。このことは国語能力を形成するのは反復千回であることの証明である。

どうして、話の大きな流れや幹を掴めるようになったのか?

共認回路も、起こった出来事やストーリー性をもっている。単語や漢字を覚えることよりも、まとまった文章全体を暗唱する方がやさしいのもそのためである。ましてや「あ」「い」といった文字を覚えることは共認回路と何の繋がりもない。現在の国語教育の決定的な誤りは、文字・漢字という共認回路から一番遠い所から始まっていることである。

まとまった文章を反復して暗唱すれば、ストーリー全体が脳に定着する。国語が得意な人の事例に出た、絵本や昔話の読み聞かせ、落語や三国志もストーリー全体として覚えている。そういう回路が出来ているから、国語の問題文を読んでも話の幹をつかめる。

このように、国語能力も含めて言語能力を上昇させる根本回答は反復である。一つのテキストを繰り返して、暗唱できるレベルまでもっていかないと、使える所まで定着しない。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
この投稿から、反復によって「ストーリー全体を定着している」ことが分かる。つまり認識力の差は、ストーリー全体(構造認識)の反復によって生じているのだ。

確かに、先輩達は「あの投稿には、こんなことが書かれていた」「あの記事のココがいい」と言って、議論を膨らませていた。実際に、賢いと言われるユダヤ人はタルムードを、戦前までの日本人は論語を千回暗誦していたから、言語を駆使できていた。

したがって、認識力を獲得するには、構造認識(厳選されたテキスト=ストーリー全体)を徹底反復することが最短距離になる。
 
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