人類の起源と人類の拡散
27433 無抵抗な縄文人の抵抗の跡
 
橋口健一 HP ( 39 大阪 技術者 ) 02/03/25 PM11 【印刷用へ
居徳遺跡のニュースに関連した、皆さんの推理を楽しく拝見しています。
>深読みすれば、縄文部落へ流れた渡来系弥生人に対する縄文人の嚇襲か?(田野さん)

かなり過激な見方ですね。実力行使による異文化への抵抗も時にはあったのかも知れません。田野さんの、相手に脅威を与えるための「なぶり殺し」の例えからは、逆に渡来人側からの理屈も考えられると思います。

つまり、縄文人に脅威を与えるための「生贄」にされたのではないでしょうか。岡本さんの長江流域から高知へ直接渡来する海上ルートからの推察ですが、長江流域あるいは南方では豊穣祈願の祭祀で人間を生贄にする風習があると聞いたことがあります。(吉野ヶ里遺跡にも首の無い人骨があり祭祀目的ではないかと言われている)

殺されたのが縄文人であれば、殉職者として手厚く埋葬されたと考えられます。しかし、発掘の様子からは骨もバラバラで粗末に扱われていることから、やはり殺されたのは渡来系弥生人ではないでしょうか。

>仇敵の弥生人が潜んでいた(匿われていた)縄文部落を追っていた弥生人が襲った、という推理はいかがでしょうか?(縄文塾 中村先生)

私は「弥生人同士の争い説」の中村先生の推理に惹かれます。三ヶ本さんの解説にあるように、発見されたのは墓地でなくて「ごみ捨て場跡」からです。

この「ごみ捨て場」に捨てられた骨をそのままにしている様子からは、時代の過渡期における覇権争いや首長争いの結末を冷静に見つめている無抵抗な縄文人のせめてもの抵抗の痕跡を伺い知ることができるのではないでしょうか。
 
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27581 居徳は弥生に突入していた 岡本誠 02/03/27 AM01

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